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目元を華やかに彩るお仕事!アイリストのお仕事とは?

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近年若い女性を中心にまつ毛エクステまつ毛パーマが大流行したことにより、美容サロンでもまつ毛ケアを取り入れたところも増えてきています。

こうした時代の流れとともにここ十年ほどで『アイリスト』の需要も高まってきています。

特に目元のケアを専門におこなう『アイラッシュサロン』はここ数年で増えてきた形態のサロンなので、新規店舗の拡大と共にオープニングスタッフを大量に採用しているところも増えてきました。

今回は今美容業界で注目の『アイリスト』という仕事に関して記述しています。

アイリストの仕事とは

『アイリスト』はまつ毛ケアのスペシャリストであり、美容サロンなどでお客様のまつ毛を整えたり、キレイにしたりする仕事です。

まつ毛は顔の印象を決める重大なパーツであり、自然に美しい目元にしたいという女性の願いを叶えます。

従来のマスカラやビューラー、つけまつげとは違い、『まつ毛パーマ』や『まつ毛カール』は忙しい朝の化粧時間を短くし、目元の印象を劇的に変えることができます。

ご来店されたお客様に目元の悩みなどをカウンセリングし、専用の薬剤や器具を使いながら『まつ毛エクステ』『まつ毛カール』『まつ毛パーマ』などを施していきます。

来店されるお客様の中には「まつ毛が少ない」「まつ毛が短い」「下をむいて生えている」など悩みを持つ方も多く、アイリストはお客様一人ひとりに合わせたデザインや施術をしていく必要があります。

すっぴんでもナチュラルにキレイにしたい、朝の時短メイクにと普段から定期的に来店される方から、結婚式など特別な日のためにご来店される方など様々です。

また、まつ毛パーマやエクステは傷んだまつ毛に行うと自まつ毛を傷めてしまう可能性があります。

そのためお客様のまつ毛の健康状態を見極める必要性があります。

まつ毛の状態によって、まつ毛の育毛剤の紹介やまつ毛ケアについてアドバイスすることもあります。

目元に薬剤を使い施術を施術をするため、国家資格の『美容師免許』が必要です。

正社員として働く場合、初任給はおよそ18万~のところが多く、美容師の初任よりも高くなっているところが多いです。

アイリストの活躍の場はどんどん広がっていますが、流行に左右されやすい職業であるため、トレンドなど時代の流れを読む力が必要です。

アイリストはお客様のキレイになりたいという気持ちを応援し、施術を通じてお客様に喜んでいただく仕事です。

アイリストになるには

美容師免許は絶対に必要!

アイリストになるには国家資格の「美容師免許」が絶対必要です。

数年前から急激まつ毛エクステの需要が増えたとともに、トラブルが多発したため、平成20年3月7日より厚生労働省の「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」という通達がだされています。

まつ毛エクステンションの施術は、美容師法に基づく「美容」に該当するため、施術者には美容師の免許が必要です。また、美容師法では、「美容師は、美容所で美容を行わなくてはならない。」とされているため、届出されていない美容所においてまつ毛エクステンションの施術を行うことはできません。

引用元:まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について

現在では美容師免許がなければアイリストになることはできません。

美容師免許を取得するには厚生労働省が認定する美容専門学校に2~3年通い、国家資格に合格すれば取得することができます。

試験内容は筆記と実技があり、合格率は70~80%と言われています。

美容専門学校はヘアメイクの勉強が主なので、アイリストを目指すなら美容師免許の勉強と別に必要です。

最近ではアイリスト志望者に向けて目元ケアを専門に学べる専門学校もあります。

アイリストになるために勉強をするには?

前述のように、アイリストになるには「美容師免許」が必須です。

しかし、美容専門学校では主にヘアやメイクのことを学ぶので、まつ毛やアイケアについて別で学ばなければなりません

では、アイリストになるにはどのように学べばよいのでしょうか?

スクールに通う

アイリスト専門のスクールが近年増えています。

期間は短期~1年ほどで、さまざまです。

スクールに通うと就職サポートをしてくれたりと、スクールならではのメリットがあります。

通信講座

通信講座ではテキストやDVD、施術用のマネキンを使って勉強します。

費用は1~10万程度で期間は3~6か月ほどのところが一般的です。

講座終了後にディプロマ(実績証明や卒業証明)を発行してくれるところもあります。

実際にサロンで働きながら実績を積む

美容師免許を持っていれば未経験でも採用してもらえるサロンもあり、実際に働きながら実績を積むこともできます。

その場合サロンで研修を実施しているところが多く、そこで技術や知識を学びます。

実際に現場で働きながら技術を学べるので、メリットは大きいです。

アイリストになるためのおすすめの資格

アイリストの専門知識が証明できる民間の資格がいくつかあります。

資格検定を取得すれば、自分の技術が客観的に証明されるので、就職に有利になるといえます。

またお客様にとってもしっかりと専門的な技術を習得しているとわかるので安心して施術を受けてもらうことができます。

代表的な資格として

〇日本まつげエクステンション協会「JLA技能検定」
〇日本アイリスト協会「JEAアイリスト技能検定」

があります。

この二つが認知度が高く、受験者も多い検定です。

JLA技能検定

JLA技能検定「1級」「2級」「公認講師」の3種類があり、「JLA」に加盟しているアイラッシュサロンが多いのが特徴です。

そのため同会で実施される「アイデザイナー技能検定試験」は最も認知度が高いです。

この資格が就職・転職の条件になっている店舗・サロンも多いので、アイリストを目指す人は持っておいたほうがいいかもしれません。

「ジュニアデザイナー」「アイデザイナー」「トップデザイナー」と展開されており、実際に現場で必要とされるのはアイデザイナー以上のスキルであるといわれています。

1級を持っていればどこのサロンでも通用します。

日本まつ毛エクステンション専門家会(JLA)ホームページ

JEAアイリスト技能検定

JEAアイリスト技能検定は「ベーシック(3級)」「スタンダード(2級)」「プロフェッショナル(1級)」のレベルにわかれています。

「JLA」に次いで知名度のある資格です。

3級ではディプロマは発行されず、発行されるのは2級からとなります。

取得するとディプロマとは別に顔写真入りのライセンスカードが発行してもらえます。

現場で働くにはJLA同様2級レベルが必要といえるでしょう。

1級の取得は非常に難易度が高く、保有者も少ないのが特徴です。

持っていれば独立や転職に大いに有利でしょう。

一般社団法人日本アイリスト協会 まつ毛エクステンション技能検定試験

その他の資格

『JLA』『JEA』ほどメジャーではありませんが、この他にも資格があります。

日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)

安全面に特化した検定を実施している協会です。

「安全技術師」「まつ毛エクステンション1級・2級・3級」「認定講師」の5種類があり、「安全技術師」を取得していれば、JLAの「アイデザイナー技能検定試験」を受けることができます。

社団法人 日本まつげエクステンション協会ホームページ

日本まつ毛エクステ協会(NEA)

技術力を重視する検定です。

「3級」「2級」「1級」があり、『プロアイリスト検定』と呼ばれます。

『プロアイリスト認定講師』という資格もあり、主にスクール講師やサロンの店長など、1級を取った後の高技術者としての資格とされています。

日本まつ毛エクステ協会(NEA) ホームページ

アイリストは技術を常に高めていく必要があり、より高いレベルの資格取得を目指して日々努力を続ける人も多いです。

アイリストに向いている人

では、どのような人がアイリストに向いてるのでしょうか?

適正と向いている人について述べていきます。

美意識の高い人

アイリストに向いている人は大前提として美意識が高く、美容に興味がある人です。まつ毛の先にまで気を遣うお客様は美意識が高く、美容について相談できるような存在になれる人が望ましいです。

しかし、アイリストは美容師やネイリストほど接客が重視になる仕事ではありません。

なぜなら、お客様は施術中目を閉じているため、眠ってしまうお客様が多いのです。

そのため美容師や美容部員ほどの会話能力は求められません。

しかし技術力がものをいう世界といえるでしょう。

手先が器用で、集中力がある人

手先の器用な人はアイリストに向いているといえるでしょう。目の粘膜に近く、細く短いまつ毛を取り扱うアイリストは、お客様を傷つけるようなことが事があってはなりません。

そしてお客様に納得していただけるだけのキレイな仕上がりを求められます。

また器用さに加えて、細かい作業をもくもくと続ける集中力も必要です。

まつ毛エクステをキレイに仕上げるには、とても多くの練習の時間が必要です。

施術も1~2時間ほどと長く、長時間繊細な作業を続けなければなりません。

グルーは一度固まってしまうと簡単には取れないため、失敗が許されないプレッシャーの中で長時間集中して施術をすることが求められます。

未経験者がアイリストになることは可能?

アイリストになりたい人は、まずは美容師免許を取る必要があります。

美容師免許をもうすでに持っている人は、アイリストとしての技術の勉強から始めます。

現在では美容師免許が必要ですが、以前は美容師免許がなくても施術することができました。

しかし、専門知識を持たない人が薬剤を使い施術をし、繊細で敏感な目の粘膜にまつ毛エクステやパーマをすることにより健康被害が続出しました。

そのため国家資格である美容師免許を義務づけ、肌や目元、薬剤に関しての知識、目元の施術をする際の注意点などをしっかりと学んだアイリストのみがまつ毛エクステを付けれるようになりました。

独学で民間の資格を取り、技術を学んだとしても美容師免許がないと施術をおこなうことはできません。

まずは美容師免許を取るために学校に通い勉強をし、その後スクールに通ったりする必要があります。

美容師免許を取得するだけでも平均して2~3年かかります。

そのためゼロからアイリストを目指すなら長い年月が必要をいうことを覚えておきましょう。

今日明日でアイリストになることはできず、未経験から始めるには長期スパンでの計画が必要になります。

まとめ

今回はアイリストについて記事をまとめました。

〇アイリストはお客様のまつ毛ケア、まつ毛カールやまつ毛エクステを施す仕事
〇アイリストになるには美容師免許が必要
〇アイリストに向いているのは美容に高い興味があり、集中力と手先の器用さを持ち合わせている人

いかがだったでしょうか?

アイリストを目指す人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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