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肌がきれいになる正しい洗顔方法とは?洗顔の選び方と種類も解説 

この記事は約9分で読めます。

「スキンケアにお金をかけているのに、なかなか肌がキレイにならない」 

「なぜか肌トラブルが治らない」 

こんな悩みを抱えている方は、もしかしたら正しく洗顔ができていないのかもしれません。 

今回は、元美容部員が教える正しい洗顔方法について解説していきます。 

洗顔料の選び方や種類も紹介していくので、正しい洗顔方法が今更聞けない、洗顔料の選び方に悩んでいるという方は参考にしてみて下さい。 

スキンケアで大事なのはクレンジングと洗顔! 

スキンケアでは「クレンジングと洗顔がすべてを決める!」といっていいほど、洗顔は重要です。 

洗顔の目的は、肌トラブルとなる表面についた皮脂やほこりなど、日常生活の汚れを落とすためにあります。 

水だけの洗顔では汚れは6割程度しか落とすことはできませんが、洗顔料を使えば9割の汚れを落とすことができるといわれています。

洗顔料の種類 

洗顔料には、大きく分けて「フォームタイプ」「固形石鹸」「ジェル」「パウダー」「泡タイプ」の5つの種類があります。 

 フォームタイプ 

最も一般的な洗顔料が、フォームタイプの洗顔料ではないでしょうか。 

フォームタイプの洗顔料はクリームタイプともいわれ、保湿力が高いもの、濃密な泡が作れるもの、さっぱりした仕上がりになるものなど、種類が豊富です。 

自分の肌質に合ったものを選ぶのがいいでしょう。 

フォームタイプの洗顔料にはスクラブ入りのものもありますが、スクラブは細かな粒子で汚れを落とすため肌が敏感な人には刺激になってしまうことがあります。 

乾燥肌・敏感肌の方は、スクラブ入りの洗顔料を毎日使用するのは避けたほうがいいでしょう。 

フォームタイプの洗顔料は、水を少しずつ加えて空気と混ぜるように泡立てます。 

 固形石鹸 

昔から馴染みのある固形石鹸は、再び人気の出てきている洗顔料です。 

近年販売されている固形石鹸のほとんどは、合成界面活性剤が入っていません。 

洗浄力の高い固形石鹸は油分が少なく、化粧水などのスキンケアが浸透しやすいのが特徴です。 

しかし、洗浄力が強いため保湿に必要な肌の皮脂まで落としてしまうことも。 

なるべく保湿力の高いものを選びましょう。 

また、固形石鹸は泡立てにくいというデメリットもあります。 

上手く泡立てることができない場合、泡立てネットを使用するのがオススメです。 

泡立てネットを使用する場合には、衛生面に注意が必要です。 

湿気の多い浴室に干すのではなく、換気のいい場所に干すようにして下さい。 

ジェルタイプ 

ジェルタイプの洗顔は、泡立てやすく使いやすいため人気のある洗顔料の一つです。 

毛穴汚れや不要な角質をさっぱりと洗い上げてくれます。 そのため、オイリー肌の方にオススメの洗顔料です。 

洗浄力が高いため、スキンケアを入念に行う必要があります。 

乾燥肌や敏感肌の方は控えたほうがいいかもしれません。 

どうしても使用したい場合には、泡立て不要なジェルタイプの洗顔料がオススメです。 

パウダータイプ 

敏感肌の方にオススメなのが、パウダータイプの洗顔料です。 

水分を含まないため、敏感肌の人に刺激になりやすい防腐剤が少ないという特徴があります。 

パウダータイプの洗顔料は、肌への負担が少なく肌の弱い方にも向いています。 

デメリットとしては、泡立てや保存が難しいという点です。 泡立てネットを使用したり密閉の高い容器に入れたり、工夫が必要です。 

最近ではパウダータイプの洗顔料は1回ずつの個別包装になっているものもあり、衛生面が気になる方にオススメです。 

泡タイプ 

プッシュするだけで泡で出てくる洗顔料は、泡立てる必要がないため忙しい朝洗顔に向いています。 

泡立て不要の洗顔料は、肌への摩擦が少なく肌に優しい洗顔料です。 

しかし、発砲成分や合成界面活性剤などが多く含まれていることもあります。 

肌への刺激が気になる場合は、配合されている成分をよく確認してから購入してください。 

 洗顔料のタイプ 

洗顔料には、大きく分けて「ピーリング」「酵素」「クレイ」「炭酸」の4つのタイプがあります。

 ピーリング洗顔 

ピーリング洗顔とは、古い角質や毛穴汚れを除きながら洗顔することです。 

ピーリング洗顔は肌に使い方を間違えたり合わないものを使用したりすると肌に負担がかかってしまいますが、ワントーン明るい肌に整えることができます。 

AHA(アルファヒドロキシ酸)はフルーツ酸とも呼ばれる天然由来成分であり、低刺激でピーリングをおこなうことができます。 

白ニキビが気になるという方にオススメです。 

酵素洗顔 

酵素洗顔は、酵素が角質を分解し肌に透明感を与えます。 

毛穴に詰まった角栓や汚れを分解し、古い角質をスッキリさせることができます。 

ピーリング洗顔よりも肌に優しため、ピーリングと迷ったら酵素洗顔を使用するのがオススメです。 

クレイ洗顔 

クレイとは、ミネラルがたっぷりと含まれている特別な泥のことです。 

粒子が毛穴の奥まで入るため角層の分子構造が水分を含みやすく、細かくて透明感のある肌に仕上げてくれます。 

余分な皮脂を吸着し、細かくて吸着力のある粒子が毛穴の黒ずみや古い角栓を落とします。

クレイ洗顔を使用することで、透明感のある肌になることができます。 

炭酸洗顔 

炭酸洗顔は、肌のくすみやゴワつきを落とすのにオススメです。 

炭酸パックの洗顔料の場合、擦らずに落とすことが大切です。 

炭酸洗顔は肌の変化がすぐにわかるため、目で見てわかる効果に驚く方もいます。 

  正しい洗顔の仕方 

洗顔料の種類や特徴は理解できたでしょうか? ここからは正しい洗顔方法について紹介していきます。 

正しい洗顔方法で、ぜひ美肌を目指してください。 

清潔な手で水洗い 

洗顔をするのに、手が汚れていては意味がありません。 

まずはハンドソープで手を清潔にし、32~35度のぬるま湯で顔を濡らします。 

冷たすぎる水では毛穴が上手く開かず、熱すぎるお湯では肌が乾燥してしまうため、ぬるま湯で洗うのが正解です。 

また、乾いた顔に直接洗顔料をつけてしまうと、泡がすぐへたり肌に摩擦がかかるため肌トラブルの原因となってしまいます。  

きめ細かい泡を作る 

顔を水洗いしたら、洗顔料を泡立てます。 

洗顔料の泡のきめが細かければ細かいほど肌表面の汚れを吸着することができるため、しっかりと泡立てましょう。 逆さにしても落ちないくらいの濃密な泡になるまで泡立てます。 泡の量は両手いっぱいになるくらいがベストです。 

上手に泡立てられない場合は洗顔ネットや泡で出てくるタイプの洗顔料を使用するのがオススメです。 

 擦らずに洗う 

モコモコの泡ができたら、泡を顔に乗せていきます。 

皮脂の多いおでこ、鼻筋、頬、あごの順番に、上から下に向かって洗っていきます。 

手で直接触れないように、泡を顔に乗せるイメージで洗顔します。 手の平全体で顔を包み込むように洗います。 指を反らさずひじから動かすように、力を抜いて洗顔します。 力が入ってしまうと摩擦によって色素沈着や毛穴の黒ずみ、乾燥の原因となるので注意が必要です。 

360度いろんな方向からクルクルと円を描くように洗っていきます。 小鼻の横は薬指の腹で、目元・口元はなでるように優しく洗います。 

 しっかりすすぐ 

すすぎは水をかける感覚で最低10回、理想は30回するのがオススメです。 

洗顔料が顔に残ったままだと、ニキビなどの肌トラブルの原因となります。 特に小鼻、あご、生え際は泡が残りやすいので入念に洗い流します。 小鼻がベタつかないか、肌の赤みがないか確認しながら泡を落とします。 

洗顔後の多少のツッパリは化粧水などでケアできるので、気にしなくても大丈夫です。 

清潔なタオルでふき取る 

キレイに泡を洗い流せたら、顔に残った水分を拭き取っていきます。清潔なタオルでゴシゴシ擦らず、水を上から抑えるように水分を取ります。 

最近はドラッグストアなどで「洗顔ペーパー」という洗顔後専用の拭き取りペーパーも売られています。美容家の間では「洗顔ペーパーを使ってから肌の調子が良くなった」という声も聞かれます。使い捨てなので清潔で肌にも優しいので興味のある方は使用してみて下さい。 

自分に合った洗顔料を選ぶには 

洗顔はスキンケアの中でも特に重要です。そのため、自分に合った洗顔料を選ぶ必要があります。 

では、どのような基準で洗顔料を選べばいいのでしょうか。

 

乾燥対策できるかどうか 

洗顔料を選ぶ際に気をつけなければならないのが、乾燥です。 

20歳以降になると、洗顔後の肌は乾燥しがちです。乾燥による肌トラブルは多く、洗顔後は必要な水分や油分が洗い流されるためツッパリ感を感じる方も。保湿成分配合のものであれば必要な水分を逃がすことなく潤いを与えることができます。 

もちろん、洗顔後のスキンケアも忘れずに。 

40代以降は乾燥ケアに加えてシミやくすみなどのケアができるものがオススメです。 

 泡立ちがいいものを選ぶ 

しっかりと泡立てることができる洗顔料を使用するれば、キレイに洗顔することができます。 

泡立ちが悪いと泡立てるのに時間がかかり、顔を洗うのが面倒になってしまいます。 

自分で泡立てるのが面倒な方は、泡で出るタイプの洗顔料を使用したり洗顔ネットを使用するのがオススメです。 

敏感肌には肌に優しいものを 

洗顔料に入っている成分で選ぶのも、一つの選び方です。 

肌が弱い方、敏感肌の方は合成界面活性剤、酸化防止剤、アルコール、防腐剤、殺菌剤、香料などの入っていないものがオススメです。 

洗顔料を選ぶ際は、配合されている成分で選ぶのもいいかもしれません。 

 朝洗顔と夜洗顔の違い 

一日の洗顔回数は2回まででとどめておきましょう。 

ベタつきが気になるからと何度も洗顔するのは乾燥を招き、必要な油分がさらに分泌されるためオススメできません。ベタつきが気になる場合はティッシュなどで抑え、洗顔は朝と夜の2回が理想的です。 

 朝洗顔 

時間のない朝の洗顔は、泡で出てくるタイプの洗顔料を使用するのがオススメです。朝からスクラブの洗顔料を使用しても構いませんが、必要な油分が落ちすぎないようにしっかりと保湿とUVケアを忘れずに。 

 夜洗顔 

夜、お風呂に入った時に一緒に洗顔するという方がほとんどではないでしょうか。 

夜の洗顔には機能性の高いものなど、目的に合わせた洗顔料を使用するのがオススメです。 

お風呂に入って洗顔をする場合、髪の毛を洗い終わった後、お風呂の最後に洗顔するのがベストです。きちんと湯船に浸かり毛穴を緩めることで、洗顔料が毛穴の汚れも一緒に落としてくれます。シャワーで直接顔を洗うのはNG。シャワーの水圧が高いとたるみの原因になってしまいます。どうしてもシャワーで流したいという場合は、前頭部にシャワーをあて滝のように流すのがオススメです。 

 正しい洗顔で美肌になろう 

今回は、正しい洗顔の方法について紹介しました。 

洗顔料には様々なものがあり、自分に合った洗顔料を選ぶようにしましょう。 

洗顔は化粧水や乳液などの成分を効果的に取り入れるための大事な手段です。 

正しい洗顔の仕方で美肌を目指してみて下さい。 

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