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憧れの化粧品メーカーに転職!未経験や無資格でも可?

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美容やコスメに高い関心がある、華やかなイメージがある化粧品メーカーで働きたいという方のために、化粧品メーカーへの転職について紹介します。

化粧品メーカーで働くには専門的な知識が必要なのか、未経験では応募できないのか、持っておくべき資格はあるのかなどについて解説します。化粧品メーカーへの就職、転職をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

化粧品メーカーに転職する前に!その動向をチェック

化粧品メーカーは華やかなイメージがありますが、決して楽しいだけの仕事ではありません。

なんとなくのイメージで就職すると、あとからそのギャップに苦しむことになるかもしれません。長く働き続けるためにも、事前に化粧品メーカーの動向を確認しておきましょう。

化粧品メーカー、美容業界、さらに応募する企業の動向を把握しておくことは、自分のキャリアプランの形成のためだけでなく面接対策にもおおいに役立ちます。

化粧品メーカーの将来性について

化粧品メーカーの業界規模は、2013年から徐々に上昇傾向にあります。

さまざまな要因がありますが、高齢化が進むにつれて年配の方にも化粧品の需要が高まっていること、ネットの普及によって化粧品に興味がある若年層が増えたこと、男性にも美容に気をつかう方が増えたことなどが考えられます。

今後も化粧品メーカーの規模は拡大されていくと予想されていました。

(出典:化粧品業界 業界動向サーチ

新型コロナウイルスが大きな分岐点に

しかし2020年、化粧品メーカーの出荷額は大きく減少しました。その背景には新型コロナウイルスの影響があります。

感染症対策として外出の機会が減り、さらに常にマスクの着用が必須となったためメイクをする頻度がかなり下がったという方も多いです。

時代を先読みする力を持つ化粧品メーカーでなければ、将来性は低いかもしれません。

新型コロナウイルスの影響を受けたあとどのような工夫をしているのか、企業のそれぞれの対策についてもチェックしてみましょう。

(出典:化粧品業界 業界動向サーチ

高価格帯の化粧品メーカーが人気

ドラッグストアで気軽に購入できる価格帯の化粧品は多く、100円均一でもSNSで話題を呼ぶ化粧品はたくさんあります。

ですが近年は高価格帯の化粧品が人気の傾向にあります。百貨店に入っているブランド、高級感や特別感といった付加価値を感じられるブランドを求める層は多いです。

国内だけでなく海外でも人気の化粧品メーカー、ブランドも多く、海外への進出を視野に入れている化粧品メーカーなら将来性も高いと言えるでしょう。

ネット市場にも注目

ドラッグストアやバラエティショップ、デパートといった店頭ではなく、ネット通販でシェアを拡大している化粧品メーカーも増えています。

店舗を持たなずネットでのみ販売する、タレントのSNSを利用してプロモーションをおこなうなどの方法でコストを削減して成功している化粧品メーカーも多く、今後も注目が集まっています。

今後美容部員や営業の仕事の求人は減っていくことが予想されます。また、店舗の縮小、閉店の可能性もあり、将来性はやや低いと言えるでしょう。

パソコンのスキル、ホームページ制作やネット通販に関するスキルなどが求められる職種は将来性が高いです。

化粧品メーカーは働きやすい?

美容業界は働きにくいのではないか、ブラック企業が多いのではないかという不安を抱えている方も多いです。

化粧品メーカーは特別に労働環境が悪い、残業時間が長い、女性が働きにくいなどの問題があるわけではありません。

土日が休みの化粧品メーカーも多く、土日はしっかり自分のための時間に当てたい、家庭と仕事を両立させたいという方にも働きやすい業種と言えるでしょう。

化粧品メーカーは女性社会のイメージも強いですが、部署によっては男性の方が多いこともあります。入社してからそのギャップに驚かされるというケースも少なくありません。

中には有給、産休、育休が取りにくい化粧品メーカーもあります。労働環境は企業によっても大きく違いますので、事前に有給消化率や年間休日についてはきちんと確認しておきましょう。

化粧品メーカーの収入や待遇

化粧品メーカーの平均年収は424万円程度です。

20代の平均年収は371万円30代の平均年収は544万円。20代の平均年収はやや低めですが、30代に入り役職がにつき始めると給料がアップするケースが多いです。

化粧品メーカーといっても営業、事務、研究、企画などさまざまな部署があり、部署の移動によって収入が増減する可能性も十分に視野に入れておかなければなりません。

化粧品メーカーによっては賞与が出ることもあり、年収の大幅なアップにつながっています。

(出典:職種別平均年収ランキング マイナビエージェント

未経験応募可能な化粧品メーカーの職種

化粧品メーカーの中にはさまざまな職種があります。

この職種によっては美容業界やメーカーで働いた経験がなくても応募できます。

未経験でも憧れの化粧品メーカーで働きたい、美容業界にチャレンジしたいという方はこれらの職種を狙ってみましょう。

営業

化粧品メーカーの中でも応募しやすいのが営業の仕事です。

ドラッグストアやバラエティショップなどに自社の化粧品を置いてもらうように営業する、化粧品製造会社などに技術を売り込むなど、さまざまな仕事内容があります。

美容業界の経験がなくても営業の経験がある、販売スキルがあるなどの場合は化粧品メーカーへの転職も有利になるでしょう。

また、営業の仕事内容は化粧品メーカーによっても大きく違います。そのため営業の知識、経験がなくても一から丁寧に教えてくれることが多く、未経験でも応募可能としている化粧品メーカーが多いです。

体力も強靭なメンタルも必要ですので離職率が高く、よく求人が出ているという特徴もあります。人気の化粧品メーカーに入社しやすい分、自身も仕事内容についていけなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。

事務

化粧品メーカーでも一般的な企業と同じように事務職を募集しています。

書類の作成、整理などをおこなう一般事務、営業の仕事をサポートする営業事務、社員の給与や経費などを管理する経理事務、プロモーションをサポートする広報事務などさまざまな種類があります。

中でも一般事務は美容や化粧品に関する特別な知識も必要ないため、美容業界未経験でも応募可能です。

しかし美容業界や化粧品に深く携わりたい、細かい作業が苦手、企画など日々変化する仕事内容を楽しみたいという方には変わり映えせず退屈な仕事に感じてしまうかもしれません。

また、事務職は業界に関係なく非常に人気が高い業種です。求人の倍率は高く、最低限の人数しか採用しないため狭き門となることを覚悟しておきましょう。

美容部員

化粧品ブランドの店頭に立ち化粧品メーカーの商品を販売するのが美容部員の仕事です。

美容部員はアルバイトから派遣社員、契約社員、正社員と雇用形態も豊富で求人も多く、チャレンジしやすい職種でもあります。

憧れの化粧品メーカーの商品を手に取って仕事ができる、化粧品メーカーの顔として店頭に立てる、お客様に商品の良さを直接PRできるなどさまざまなやりがいがあります。

ですが美容部員に限らず販売業は土日祝日も出勤する必要があり、出勤時間もシフト制で生活スタイルが不規則になりがちです。家庭と両立したい、土日休みの仕事がしたいという方には不向きな職種ではあります。

化粧品メーカーの顔として恥ずかしくないよう一流の接客マナーを身に着ける必要もあり、体力も精神力も必要な仕事です。

また、メーカーによってはノルマが課せられることもありますので、美容業界は未経験でも販売や接客、営業の経験がある方が優遇されやすいです。

研究や企画は未経験には難しい

化粧品メーカーは研究や企画という職種もあります。

美容成分を研究して新たな成分を開発する、肌悩みに合わせた調合をするなどの研究開発部門、独自の視点で新しい商品を生み出す企画部門は化粧品メーカーの中でも華やかで非常にやりがいのある仕事です。

ですが、研究部門は専門知識が必要であり、その分野に特化した研究をおこなってきた、その分野に適した大学を卒業したなどの経歴がなければ就職は難しいでしょう。

商品企画の経験があっても美容業界は未経験となると就職は難しい可能性もあります。

研究、企画など専門的な知識が必要になる部署は実務経験がなければ応募できないところも多いので注意してください。

化粧品メーカーへの転職を成功させるポイント

化粧品メーカーへの転職を考える際にぜひ抑えておいてほしいポイントを3つ解説します。

未経験からでも始められる化粧品メーカーの仕事はたくさんありますが、数ある求人の中から自分にぴったりの就職先を見つけられるように準備していきましょう。

美容業界に特化した求人サイトに登録する

求人サイトはたくさんありますが、その中でもまずは美容業界に特化した求人サイトに登録しましょう。

化粧品メーカーは国内だけでも数えきれないほどありますが、有名なのはごく一部です。中には商品だけが有名で、化粧品メーカーの知名度は非常に低いというケースもあります。

そんな小さな化粧品メーカーでも、美容業界に特化した求人サイトなら見落とさずにしっかり求人内容をチェックできます。

美容業界に特化した求人サイトなら雇用形態や職種ごとに細かく検索できる機能もあり、スムーズに理想の求人を見つけやすいです。

コラムやスカウトメールなどの機能が充実している求人サイトも多いので、ぜひいくつかチェックして自分に合うサイトに登録してみてください。

前職からアピールできるポイントを考える

美容業界未経験でも応募できる化粧品メーカーはたくさんあります。ですが、前職で活かせるスキルがあるならしっかりアピールできるように自己PRを考えておきましょう。

販売や営業の経験があるなら美容部員や営業の仕事に応募する際に有利です。

外資系の化粧品メーカーや海外での販売にも力を入れている化粧品メーカーに応募するなら語学力もアピールポイントになります。

企画の経験がある、会社の売り上げに大きく貢献した経験があるという場合も、具体的な例や数字を出して面接担当を納得させられるアピール内容を用意しておいてください。

化粧品メーカー側に、自分を採用するとこんなメリットがある!と十分にアピールできれば未経験でも採用される可能性が高くなります。

採用後のキャリアプランを立てておく

化粧品メーカーの仕事は職種によっては離職率が高いです。美容部員や営業などは仕事内容がハードで体力も必要であり、精神的にも向いていない方にとっては非常にストレスが溜まりやすいです。

どの仕事が続けやすいかはその人の特性によって大きく異なりますが、自分は本当にその仕事をしたいのか、化粧品メーカーの名前にばかり惹かれていないか、やりがいを感じられるかなど、仕事内容について応募前にきちんと考えましょう。

女性はとくに結婚、出産などで生活スタイルが大きく変わることが多いです。産休や育休は取りやすい環境か、家庭と仕事を両立できる環境が整っているか、転勤の可能性はあるかなどを確認してください。

今後のキャリアプランを作成し、自分の理想の働き方ができるか考えることも大切です。

化粧品メーカーへの転職にあると有利な資格

化粧品メーカーの求人に応募する際に必須の資格はありませんが、持っていれば十分アピールポイントになる資格はたくさんあります。

美容や化粧品などに関する知識が豊富であるアピールをするためにも資格を取得しておいて損はないでしょう。

時間に余裕がある方はこれらの資格の取得もぜひ検討してみてください。

日本化粧品検定

日本化粧品検定は3級から1級まであり、3級ではコスメの基本的な知識を学べます。2級は肌についての知識を高められ、1級では化粧品に使われる成分を科学的根拠とともに学んでいきます。

近年はネットでも簡単に化粧品についての知識を得られるようになっているため、3級程度の知識では就職には弱いかもしれません。

しっかりアピールしたいなら1級の資格取得がおすすめです。

美容部員だけでなく営業など、化粧品メーカーで働く上で必要な知識をしっかり身に着けることができるでしょう。

日本化粧品検定

スキンケアアドバイザー

スキンケアアドバイザーはスキンケアに関する知識を基礎から専門的な部分までしっかり学び、肌悩みを持つ方に適切なアドバイスができるようになる人材を育てるための資格です。

化粧品に含まれる成分がお肌にどのような影響を与えるのか、今の肌悩みはなにが原因なのか、なにをすればいいのか、さらに接客スキルや不快感を与えない会話方法も学ぶことができます。

化粧品メーカーの中でもとくに美容部員や営業など、社外の方とやり取りをすることが多い仕事に就きたい方におすすめの資格です。

スキンケアアドバイザー

薬剤師

薬剤師といえば薬局で薬を処方する人を思い浮かべる方が多いかと思いますが、化粧品メーカーにも薬剤師の活躍する場所はたくさんあります。

薬にまつわる幅広い専門的な知識をもとに、化粧品に配合する成分の研究や開発に携わることができます。

薬剤師は国家資格であり、6年間の薬学部を卒業して国家試験を受ける必要があります。非常に狭き門ではありますが、取得しておけばさまざまな場所で活躍できる、一生涯の資格です。

現在薬局や病院で働いているものの美容業界に興味があるという薬剤師資格をお持ちの方は、この資格を活用できる職種に応募することをおすすめします。

薬剤師

化粧品メーカーで活躍できる人材になろう!

普段使っている化粧品メーカーの商品に関わる仕事をしたい、憧れの外資系化粧品メーカーで働きたい、異業種から美容業界に転職したいという方のために、化粧品メーカーの仕事内容や待遇などについて解説しました。

化粧品メーカーは華やかなイメージがありますが、その他の企業と同じく営業や事務などの仕事もたくさんあります。中には業界や職種未経験でも応募できる求人も多いです。

自分のこれまでの経験や所有している資格、長所などをしっかり分析し、自己PRに活かせるようにしていきましょう。

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