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アートメイク看護師に向いている人は?メリット・デメリットも解説

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前回、前々回と、アートメイク看護師の仕事内容や必要なスキルについて解説してきました。

最近ではアートメイクが身近なものとなり、アートメイク看護師を目指す人も増えてきています。

今回はアートメイク看護師について、やりがいや、アートメイク看護師として働くメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

アートメイク看護師に向いている人

アートメイクは皮膚表面の0.02~0.03㎜程の表皮の浅い部分に針でインクを注入し、着色をし、眉毛やアイライン、唇などに色を付ける行為です。

時間の経過とともに徐々に薄まりますが、1~3年程残ります。

タトゥーは真皮層に色を入れるため、ターンオーバーで排出できないため半永久的に残るため、アートメイクとは異なります。

アートメイク看護師は通常の看護師とかなり仕事内容が異なり、アートメイク看護師を目指すのであれば、医師・看護資格を持っている人がアートメイクのスクールに通うのが一般的です。

しかしアートメイクのスクールに通いだしても、技術を身に付けるまでに挫折してしまう人がいるのも事実です。

繊細な施術であるアートメイク看護師には、もちろん向き不向きもあります。

アートメイク看護師として適性のある人は、まず美容に興味・関心がある人です。

アートメイクはデザインセンスを求められる仕事ですが、努力でカバーできる部分もあります。

お客様も美意識の高い方が多いので、美容について話ができるアートメイク看護師であれば、楽しく仕事をできる可能性が高いです。

また眉毛の形もトレンドがあるため、美容のトレンドに敏感になる必要もあるため、美容に興味があり好きな人は向いているといえます。

逆に美容に興味がないのであれば、センスがあってもアートメイク看護師を続けるのは難しいかもしれません。

お客様によっては細かいオーダーをしてくる人もいるため、美容が好きでなければ要望に応えるのも苦痛に感じてしまうかもしれません。

次に、セルフプロデュース能力が求められます。

アートメイク看護師はまだまだ求人件数が少なく、採用されても指名制度を導入しているクリニックがほとんどです。

指名が取れなければ仕事量が減るため、アートメイクアーティストとして働いても施術があまりできないというような場合になることもあります。

お客様に自分を売り込むようにするためには、セルフプロデュース能力が必要です。

自分の施術をSNSに公開したり、いつどのクリニックにいるのかということを発信したり、お客様を獲得するために努力することが大切です。

そしてアートメイクを学び続けられる継続力のある人が向いています。

アートメイクの仕事は、就職してからもアートメイクの勉強を続けなければなりません。

メイクのデザインはトレンドによって変わり、お客様に満足してもらうにはトレンドや希望に沿った施術をおこなう必要があります。

アートメイクの技術は、施術を繰り返し学ぶほど上達していきます。

アートメイク看護師として働きたいのであれば、新しい技術を学び続けられる人の方が成功します。

アートメイク看護師のメリット・デメリット

アートメイク看護師の業務内容は、通常の看護師とかなり異なりるため、良い面も良くない面もあります。

そのため、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

まず、収入面でメリットがあります。

アートメイク看護師の給与は基本給+技術手当+インセンティブという場合が多く、指名客が増えれば増えるほど、固定給にプラスして報酬が貰えます。

アートメイクの施術は保険適応外で自由診療になるため、お客様の単価も高くなります。

アートメイク看護師の初任給は30~35万程度と病棟勤務の看護師とあまり変わりませんが、一人前のアートメイク看護師になれば、指名やインセンティブによってどんどん収入が上がります。

ランクの高いアートメイク看護師であれば、年収1000万円を超えることも珍しくありません。

そして、美容に関して詳しくなります。

アートメイク看護師は多くの場合、美容クリニックで働きます。

美容クリニックには、新しくて正確な美容の情報が多く入ってきます。

美容業界の最前線で働くため、美容情報への感度が上がります。

また働き方次第ではありますが、自身の働くクリニックで提供する施術が無料や割引価格で受けることができるところも多くあります。

アートメイクはもちろん、普通では手を出しづらい高級化粧品など、お得に手に入れることができる場合もあります。

さらに美容の知識が身に付き、自分自身のメイクも上達していきます。

アートメイク看護師は、毎日人の顔をどのようにして美しくするのかを考える仕事です。

アートメイクはアートメイクだけの顔でなく、アートメイク後のメイクを重ねた後のことも考えて施術します。

メイクは十人十色であり、施術経験を重ねることによってメイク法についても詳しくなり、自分のメイクのテクニックも上達します。

そして「自分にしかできない仕事」であるため、個人の実力を評価されやすい仕事です。

美容に興味があり、看護資格がすでにあるなら、施術者の少ない現在はアートメイクの業界はチャンスや将来性があるといえます。

アートメイクに人気が出だして日が浅く、看護師免許というハードルがあるため、今のうちに技術を身に付けておけば、競争率の少ない中で今後活躍できる場所が広がります。

個人で裁量次第で可能性を開くチャンスが多くあり、実力をつけて有名になれば、名前の認知度も上がり、指名を受けることも多くなります。

「病院にいる複数の看護師さん」ではなく、アートメイクアーティストとして個人でスポットライトを浴びることができるのは、他の看護師の仕事ではなかなか見られることはありません。

最近のクリニックでは、アートメイク看護師一人ひとりが自分のSNSページを設けているところもあり、お客様からの感謝の声が届くことに喜びを感じることができます。

アートメイク看護師は技術職であるため、手に職が付くというのも一つのメリットです。

結婚・出産・育児などで一時的に仕事を離れなくなってしまった場合でも、手に職がない人より職場復帰しやすく、今後アートメイククリニックも増えてくると予想されるため、今よりも仕事がしやすくなる可能性もあります。

そしてなりより人を美しくする瞬間に立ち会えることも、アートメイク看護師としてのやりがいであり、メリットであるといえます。

アートメイクの施術に来るお客様の多くが、自分のノーメイクの顔に自信が持てなかったり、メイクが上手にできないという悩みを抱えています。

施術後に仕上がりのクオリティや完成度に喜ばれる姿を見ることも多いため、お客様を美しくする瞬間に立ち会えるという、やりがい面でのメリットもあります。

デメリット

どんな仕事でもそうですが、働くということはメリットばかりではありません。

アートメイク看護師として働くのも、もちろんデメリットがあります。

アートメイク看護師は、常に努力を求められる仕事です。

常に努力をし技術を身に付けなければ、他のアートメイク看護師との技術の差が広がってしまいます。

お客様の満足してもらえる施術をおこなうには、最新のトレンドや技術を学び続ける必要があります。

そして、自分にしかできない仕事と評価してもらえる半面、自分の代わりが効かない仕事となります。

技術力やデザインには個人差があり、すべてのアートメイク看護師が同じ施術をおこなうことができません。

そのため、気軽に仕事を休めないというのはデメリットです。

体調管理をしっかりとおこない、お客様の指名にしっかりと答える必要があります。

さらに一般病棟で働く看護師と業務内容がかなり異なるため、一般の看護師の仕事にもどりたいと思った時、一般病棟で働く看護師として技術が怠っていることも考えられます。

そして、まだまだアートメイクをおこなえるクリニックの求人が少なく、採用倍率も高いため、職場探しに苦労するという点もデメリットであるといえます。

まとめ

今回はアートメイク看護師として働く人の適性、メリット・デメリットについて解説しました。

看護資格を持ちながらアーティストとして働くアートメイク看護師は、やりがいや美容に詳しくなれる、高給取りであるというメリットがあり、自分にしかできない仕事をすることができます。

その反面、変わりが効かない仕事であるため、自己管理が求められる仕事です。

看護資格を持っていて美容に興味があるのであれば、まだ数の少ないアートメイク看護師という職業は、適職かもしれません。

困ったときにすぐ働けるスキルが欲しい、自分の力で稼ぎたいと思っている人にはオススメの職業です。

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