前回、美容bizでは「メディカルダイエットってなに?種類や方法について、徹底解説!」について解説しました。
メディカルダイエットは、美容クリニックなどの医師のアドバイスや施術の元、ダイエットをおこなっていく方法です。
メディカルダイエットは医師の元でおこなっていく方法ですが、メリット・デメリットももちろんあります。
今回は、メディカルダイエットのメリット・デメリットについて解説していきます。
また、メディカルダイエットとエステによるダイエットの違いについても、紹介していきます。
メディカルダイエットのメリット
メディカルダイエットでは、医学的なメカニズムに沿って行っていくため、メリットが多くあります。
無理な食事制限が不要
メディカルダイエットで食事制限をする場合、食欲に関係するホルモンや神経に働きかける医薬品を使用することが多いです。
そのため、無理な食事制限をしなくても自然に食欲が抑えられるため、無理なく食事量を減らすことができます。
ダイエットの9割を占めるという食事に関して、無理な我慢をしなくてもいいことが大きなメリットとなります。
ハードな運動も不要
消費カロリーを増やすために、運動が得意でないという人が無理して運動や筋トレをしてみたり、パーソナルトレーニングやジム通い、有酸素運動などをおこなう人もいることと思います。
メディカルダイエットでは、そもそもハードな運動をおこなう必要としなくても医療の効果によって脂肪の燃焼を高めることができるため、ハードな運動が必要ではない場合が多いです。
身体を動かして消費カロリーを上げることはもちろん可能ですが、運動が得意でない人が無理に有酸素運動や筋トレをする必要はありません。
ダイエットのストレスが少ない
一般的なダイエットは、ダイエット中の食事制限や、得意・好きでもない運動をおこない、身体的にも精神的にも苦痛を伴うことが多くあります。
しかし、メディカルダイエットにおいて苦痛となりやすく継続しにくい原因である食事制限や運動によって無理をする必要がありません。
そのため、我慢やストレス、無理を感じにくいため、通常のダイエットよりもおこないやすいというメリットがあります。
そして、薬や医療用のダイエットマシンを使用しておこなう医療的なダイエットであるため、多くの人にとって始めやすいダイエットといえます。
継続しやすい
メディカルダイエットでは、食事や運動習慣などを無理やりだったり、意識的に変える必要がありません。
メディカルダイエットでは、痩せる薬やマシンを使用するため生活習慣を大きく変える必要がありません。
デスクワークなどの普段身体を動かす習慣がない人が、新たにダイエットのために運動習慣を身に付けることや、忙しい人がダイエットのために自炊をしたり食事制限を無理におこなうのも、ダイエットの続かない原因となります。
実際にメディカルダイエットでおこなうべきことは、定期的に通院して注射やマシンの施術を受けたり、薬を定期的に飲むといった日常生活に取り入れやすいことであるため、簡単に誰でも続けやすいという特徴があります。
そして、困ったことがあればすぐ医師に相談することができるのも、嬉しいメリットです。
メディカルダイエットのデメリット
メディカルダイエットは始めやすく、無理な運動や食事制限の必要がなく、医師の監修のもとでおこなっていくダイエット法であるため、継続しやすいというメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
費用が高額になりやすい
メディカルダイエットの場合、健康に害をきたしたり高度の肥満症などでない限り保険の適用がききにくくなっています。
そのため、自分で食事制限や運動をおこなっていくダイエットよりも、高額になりやすいのがデメリットです。
メソセラピーであれば、注射1本で2~3万円程度の金額がかかり、これを繰り返すとなると、他のダイエット方法よりもかなり高額な支出になります。
このお金を工面するだけでも、痩せてしまう人もいるほどです。
クリニックによって金額や効果、質にバラつきがある
最近ではコロナ禍において、メディカルダイエットは市場が拡大されており、サービス過多の現状になりつつあります。
美容クリニックの件数だけでも、かなりの数が存在しています。
そのため、クリニックでおこなえる施術や重視する点、得意な施術や料金設定など、かなりバラつきがあります。
自分の思う理想のダイエット成功後のイメージと、効果や仕上がりが違ったという不具合が起きてしまう可能性もあります。
メディカルダイエットは高額であることも多いため、安さを売りにしている美容クリニックもあります。
メディカルダイエットは美容クリニックで受けることのできるダイエット法であり、医師の監修のもとでおこなえるダイエットであるから絶対に安全とも言い切れません。
値段だけで選んでしまうと、使用する薬剤が自分に合わなかったり、設備に問題がある場合などというトラブルに合うこともあります。
メディカルダイエットは効果が高い反面、身体に直接反応する施術や医薬品を使用する場合が多く、体質などによって状況が悪化してしまい、ダイエットどころではなくなってしまう可能性もあります。
そのため値段だけで安易にクリニックを決めてしまうのでなく、いくつかクリニックでカウンセリングを受け、クリニック選びも慎重におこなうことをオススメします。
エステとメディカルダイエットの違い
エステによるダイエットも、サロンに通いエステティシャンと二人三脚でおこなうことが多いダイエット法であるため、メディカルダイエットとの違いがあまりわからないという人もいます。
しかし、メディカルダイエットは根本的にエステとは異なります。
まず、ダイエットをサポートしてくれるのが医師や看護師である場合が多いのがメディカルダイエットの特徴です。
もともとメディカルダイエットは健康的に痩せることを目的としており、治療として確実に痩せることを目的としています。
一方で、痩身エステは血行促進などによって間接的にダイエットをサポートするものであり、効果もメディカルダイエットほど期待できない場合も多いのが特徴です。
また、メディカルダイエットでは医師免許や看護師免許など、資格を必要とするマシンや薬剤を使用することができますが、痩身エステであれば研修が必要な場合はありますが、特に資格を持っていない人でも施術をおこなうことができます。
さらに、メディカルダイエットでは医学的に証明されている効果を用いる方法が多く、高い効果を得ることができますが、痩身エステでは資格が必要でない範囲の施術が多く、自分自身でも食事制限や運動が必要となる場合があります。
そのためメディカルダイエットの方がリバウンドも起きにくく、痩身エステはリバウンドしてしまう確率が比較的高くなってしまいます。
そしてメディカルダイエットでは、国に認められている痩身マシンや医薬品を視覚を持つ人のサポートによって使用することができますが、痩身エステでは医薬品や効果の高いマシンを使用することができないため、サプリメントや比較的効果のうすいダイエットマシンを使用することになります。
メディカルダイエットが良くて痩身エステが悪いという訳ではありませんが、目的によってメディカルダイエットを選ぶべきなのか、痩身エステを選ぶべきなのかが変わってきます。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、自身の目的や得たい効果によって選ぶことをオススメします。
まとめ
今回はメディカルダイエットのメリット・デメリットや、痩身エステとの違いについて解説しました。
どちらが良い・悪いという訳ではないため、ダイエット後の自分や期限によって、ダイエット法を考えてみてください。