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2022年、秋冬のトレンドヘアカラーは?カラー用語も徹底解説!

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2022年も残すところ、あと約2カ月となりました。

今年の秋は暑い日が長く続いていましたが、新型コロナの影響も落ち着き今年の秋冬はお出かけする人も多くなるのではないでしょうか。

そこで気になるのが、今年のトレンドヘアカラー。

今回は、2022年にトレンドとなりそうなヘアカラーについて解説していきます。

寒さが増すにつれ、ヘアカラーを暗めにしようという人も多いと思いますが、今年の秋冬はどのようなヘアカラーが流行るのでしょうか。

現役美容師さんの意見を参考に、美容biz独自にまとめてみました。

また、美容雑誌などに良く記載されているヘアカラーの解説もおこなうので「どんな色かわからないけど、今更聞けない……」という人は参考にしてみてください。

2022年のトレンドカラーは?

2022年の秋・冬は『ベイクドカラー』『グリーン』『パープル』がトレンドとなると、多くの美容師たちが注目しています。

オリーブやラベンダーを基調とした、ベージュ系カラーやグレージュ系のヘアカラーがトレンドとなっています。

また、ベイクドカラーといわれて「どんな色なのかピンとこない」という人も多いと思いますが、ベイクドカラーとは英語の「Bake」が語源です。

つまり、焼く(ベイク)からきており「一度焼いたような深みのあるくすみカラー」という特徴があります。

ベイクカラーで使用される色は、ベージュ、グレージュ、アッシュ、ラベンダーピンク、オレンジなどの色味があります。

秋冬は、春夏に比べて全体的に暗めの色を選ぶ人が多いのですが、髪の毛の明るさには『カラーレベル』という指標があります。

カラーレベルは色の明るさを表す単位であり、一般的に4~15の段階で区別されます。

数字が大きくなればなるほど明るく、12以上の明るさにするにはブリーチが必要であることが多くあります。

グリーン系カラー

緑やオリーブなどのグリーン系からでは、少し暗めの6~10のカラーレベルが人気となっています。

グリーン系カラーの特徴として、日本人の髪の毛は赤やオレンジの要素を含むメラニンが多く含まれています。

地毛の明るさはメラニンによって決まりますが、日本人の赤の反対色であるカーキやオリーブなどのグリーン系カラーを使用することにより、メラニンの赤みを消すことができます。

メラニンに含まれる赤みを消すことにより、透明感・ツヤ感のある髪色に仕上げることができます。

そして、太陽の光に当たったときに透け感のある上品な色味になり、髪を美しく見せるという効果があります。

パープル系カラー

パープル系のカラーでは、やや暗めのカラーレベルである8・9・10の明るさが人気となっています。

パープル系カラーは髪の毛に含まれる黄みの反対カラーであり、髪の毛のツヤを際立たせる効果があります。

年配の方が白髪染めとして白髪をパープルに染めるのは、実は白髪だと目立ちやすい髪の毛の黄味を抑え、髪の毛を艶っぽくキレイに見せるためなのです、

ダブルカラーでブリーチして褐色した後にきれいなベージュに色落ちしていく人が多く、色落ちの課程も楽しむことができるという点も、パープルがトレンドとなる理由の一つでもあります。

その他のトレンドカラー

上記のようなグリーン系カラーやパープル系カラーでは、カラーレベルで8~10の暗めの色がトレンドでしたが、ベージュやグレージュのような色で明るめのヘアカラーもこの冬定番のトレンドとなっています。

得に「グリーン」「ベージュ」などの色を単体で使用するのではなく、グリーン×ベージュのような掛け合わせカラーが人気となっています。

お客さんの地の髪色に合わせて複数色を合わせてカラー剤を作ることは以前からおこなわれていましたが、今年はさらに繊細な色のオーダーが多く見られています。

その理由として、「イエローベース」「ブルーベース」などのパーソナルカラーブームの影響があると考えられています。

もともと秋・冬のヘアカラーのトレンドとして暗めのカラーを選ぶ人が多かったのですが、自分により合う色を選びたい、自分の似合う色を知っているお客様が増えたことが、要因の一つであるといわれています。

また、美容室のカラーメニューでよく見られるカラー用語が多くありますが「結局どんな色かわからない……」という人も多いと思います。

わかりやすく解説すると、以下のようなカラーになります。

●アディクシーカラー

ツヤ感が多く、寒色系カラーをアディクシーカラーといいます。

主にグレージュ、ラベンダー、ベージュ、オリーブなどの色味がアディクシーカラーです。

●イルミナカラー

種類豊富な透明感のあるカラーです。

日本人に起こりやすい赤みを防いで発色よく、明るい色に染めることができます。

アルカリ性のカラー剤を使用するカラーです。

グレージュ、暖色系カラー、オレンジ、ベージュなどがあります。

●クオルシアカラー

発色を重視し、垢抜けた印象を与えるカラーです。

ボルドー、ベージュ、オリーブなどの色があります。

●エルドカラー

赤みの少ない、アッシュ系のカラーであり、オレンジやオリーブ、ボルドーやフューシャ―アッシュなどがエルドカラーと呼ばれます。

●N.カラー

天然由来成分によって、透け感・透明感のあるカラーに仕上げることができます。

グレージュ、パープル、オリーブなど、暗めの色が暗くなりすぎないように仕上がります。

秋冬カラーを重くしすぎないコツ

秋冬カラーは暗めの色が多いため髪の毛が重い印象になりがちですが、それを防ぐためにも透明感のあるカラーを混ぜることもオススメです。

ダブルカラーやベースとなる色にベージュなどの色を組み合わせて施術していくと、髪の毛が重くなりすぎず、ツヤがのある髪色に仕上がることも多くあります。

ダブルカラーは一度ブリーチしてから髪の毛を染めていくため、重くなりすぎない透き通った髪色にすることができます。

暗色といってもカラーバリエーションが広く、自分の髪の毛に合ったパーソナルカラーを入れることにより、重すぎないカラーに仕上げることも可能であるため、美容師さんと相談してみるのもオススメです。

また、ハイライトやローライトなどを使用し立体感を出すことによって、明るすぎず暗すぎずの色味にすることが可能です。

髪が長いロングヘアであれば巻いた時に動きも出るため、暗めのカラーにする時はオススメです。

その他にも、ブリーチすることに抵抗がない場合であれば、顔周りにインナーカラーやイヤリングカラーを入れると重くなりすぎないヘアスタイルになります。

さらには、カットやスタイリングで軽く見せることも可能です。

顔周りは特に寒色カラーにすると重たくなりがちですが、顔周りにレイヤーを入れたり巻いたりすることにより、軽く柔らかい印象に見せることも可能です。

まとめ

今回は、現役美容師たちがオススメする2022年秋冬カラーについて、解説しました。

今年の秋~冬は、グリーン系カラーやパープル系のカラーが人気となってます。

また、グリーン・パープルなどの単色ではなく、オリーブアッシュやパープルベージュなど、複数のカラーを組み合わせてお客様に似合う色を施術するのが今年のトレンドとなっています。

合わせ色では、ベージュやグレージュなどを組み合わせるのがトレンドで、少し暗めのカラーが2022年の人気となっています。

これからさらに寒くなり、冬も本格的になってきます。

自分に合ったヘアカラーで、寒い冬も快適に過ごしてくださいね!

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