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乾燥から肌を守るには?日常生活でできる保湿ケアについて

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で乾燥肌の原因や乾燥によって引き起こされる肌トラブルについて解説してきました。

では、具体的にはどのような方法で乾燥肌を避け、潤いのある肌を保つにはどうすればいいのでしょうか。

今回は日常生活で気を付けるべきこと、正しいスキンケアについて解説していきます。

乾燥に負けない肌作り~ライフスタイル編~

肌環境は、肌の新陳代謝「ターンオーバー」によって保たれています。

新しい細胞が肌の奥底の基底層で生成され、成長と共に表面の角質層へ押し上げられ、新しい細胞が角質層に達すると古い細胞が垢などとなり皮膚の外へ排出されます。

このターンオーバーは約28日周期でおこなわれ、早すぎても遅すぎても健康な肌を保つことはできません。

ターンオーバーが乱れると角質層に水分を繋ぎとめる力が弱くなり、肌の乾燥の原因となってしまいます。

ターンオーバーの乱れの原因として睡眠不足や食生活の乱れなどの生活習慣があげられます。

食生活の改善

身体が健康で、バランスの良い食生活を送っていれば、食事が原因で乾燥肌になることがありません。

バランスの悪い食事や偏ったダイエットなどを続けると、乾燥肌の原因となってしまいます。

また利尿作用のある緑茶やコーヒーの飲みすぎも、乾燥肌の原因となることがあります。

三大栄養素、タンパク質、炭水化物、脂質はもちろん、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを穀物や野菜、フルーツや肉、魚などさまざまな種類の食べ物をバランスよく食べていれば問題ありませんが、乾燥肌の人が積極的に取り入れたいのが「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」「亜鉛」です。

必須アミノ酸と必須脂肪酸は体内で作り出すことができないため、食べ物で補う必要があります。

必須アミノ酸はマグロやカツオなどの赤身魚、牛・豚のレバー・鶏肉・卵・チーズに多く含まれ、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、スレオニン、ヒスチジンの9種類があります。

必須脂肪酸には「オメガ⁻6」と「オメガ-3」があり、サーモン、サバなどの青魚、ごま油やコーン油などに多く含まれています。

また亜鉛はターンオーバーと深くかかわっているミネラルため、積極的に摂取したい栄養素の一つです。

亜鉛が不足すると、タンオーバーが遅れて角質肥厚の原因となります。

亜鉛は牡蠣、レバー、煮干し、卵黄、たらこなどに多く含まれます。

質の高い睡眠

肌のターンオーバーを整えるためには、質の高い睡眠も重要のポイントです。

睡眠時間が短かったり、不規則だったりすると傷ついた肌を修復する成長ホルモンの分泌が減ってしまい乾燥肌の原因になってしまったり、メラトニンの分泌量が減るとターンオーバーが乱れ乾燥肌の原因となってしまいます。

ストレスを溜めない

物理的なストレスから科学的なストレス、精神的なストレスまで様々なストレスがありますが、いずれもそれを脳で感じ取っています。

ストレスを感じた脳はホルモンを分泌させることにより対応しますが、過度のストレスがかかるとホルモンのバランスが崩れ、バリア機能の低下やターンオーバーの乱れをもたらします。

また過度のストレスによってホルモンバランスが崩れ、肌水分が減ったり体温が下がると「タイトジャンクション」といわれる細胞同士をくっつける接着剤のような働きをするバリア機能も損なわれてしまうため、乾燥肌の原因となってしまうことがあります。

美肌のためにも、上手にストレスを発散させる方法を見つけたいものです。

また喫煙も肌にとってはストレスとなるだけでなく、活性酸素を発生させ肌を乾燥させる原因となってしまいます。

自分が吸わなくても、受動喫煙でもお肌に影響を及ぼすので注意が必要です。

血行の促進

運動不足による血行不良・代謝の低下により、乾燥肌の原因となってしまうことがあります。

もちろん乾燥肌だけでなく、運動不足は多くの肌トラブルの原因となってしまいます。

代謝の低下だけでなく、血行不良により内臓の働きが低下してしまい、栄養素が肌まで届きにくくなったり、便秘になって腸内環境の悪化nいよる肌荒れ、さらに体温が低くなるリスクもあります。

過度の運動や激しすぎる運動はかえってストレスの原因になりますが、できる範囲で定期的な運動をおこない血行を促進することにより、乾燥肌を予防することができます。

また血行促進といわれて思いつくのが「入浴」ですが、長時間の入浴、42度以上のお湯への入浴、アルカリ性・酸性の強い温泉などもバリア機能に悪影響を与え、乾燥肌の原因となってしまうことがあります。

40度前後のお湯に15分程度浸かり、身体を温め血行を促進することが乾燥肌予防にはオススメです。

血行を促進することにより肌細胞に栄養がいきわたりやすく、ターンオーバーの周期を整いやすく、皮脂分泌が正常におこなわれるため乾燥を防ぎやすくする効果があります。

冷え症の人はレッグウォーマーや腹巻などを着用したり、体温を上げることで血行が促進されます。

乾燥に負けない肌作り~加湿編~

肌は常に外気と接しているため、空気が乾燥していると肌も乾燥してしまいます。

特に室内は冷暖房に関わらず、エアコンの風によって乾燥の原因となってしまいます。

室内の加湿

濡れタオルや洗濯物を室内に干したり、フローリングの水拭き、加湿器の使用などによって室内の湿度を上げることにより乾燥を防ぐことができます。

できれば湿度60%以上を保てるようにします。

ホテルなどでは浴槽にお湯を張り、浴室のドアを開けておくのもオススメです。

加湿により乾燥肌の予防だけでなく、ウイルス感染のリスクを下げることができるため、身体そのものの健康を保つこともできます。

加湿器や洗濯ものなどは風の通り道においておくと水分がいきわたりやすく、扇風機やサーキュレータを使用するのもオススメです。

暖房器具を変える

エアコンを冬場に使っているのであれば、石油ストーブやガスストーブへ変えるのも一つの乾燥肌対策です。

石油ストーブやガスストーブは燃焼する際に水分が放出されるため、室内の湿度を保つことができます。

ファンヒーターは水蒸気があまり発生しないためオススメはできません。

ストーブを使う際には換気も忘れずに。

乾燥に負けない肌作り~スキンケア編~

正しいクレンジングと洗顔

クレンジングや洗顔でメイクや毛穴汚れ、古い角質を落とすことも清潔な肌を保つために必要ですが、刺激の強い洗顔料やクレンジングを使ったり、必要以上に洗浄してしまったり、長時間の洗顔も乾燥肌の原因になってしまいます。

またダブル洗顔もやりすぎると乾燥肌の原因となってしまいます。

普段より多めにクレンジングや洗顔料を使い、優しくしっかりと肌になじませ、十分なぬるま湯でしっかり洗い流すのが乾燥を防ぐポイントです。

自分に合ったスキンケア商品を選び、正しく使う

化粧水をバシャバシャと大量に使っても、水分や保湿成分は必要以上には肌に浸透しません。

むしろ肌表面の化粧水の水分が蒸発する際に、一緒に肌の水分も蒸発してしまうことがあります。

美容液やクリームも必要以またビタミンC誘導体の入った化粧品で乾燥肌の原因となってしまったり、必要以上に使うと、保湿効果よりも肌への刺激や負担が強くなってしまうことがあります。

どんなにいいスキンケアアイテムも、使い方を間違ったり自分に合わないものを使うと、乾燥肌の原因となってしまいます。

化粧水や乳液、美容液などは適量を正しく使うことが大切です。

またビタミンC誘導体の入った化粧品で乾燥肌の原因となってしまったり、レチノール配合のスキンケア用品も刺激性があり、自分に合わない化粧品を使うと、乾燥肌をはじめとする肌トラブルの原因となってしまいます。

まずは自分の肌に合った化粧品を選ぶことが大切です。

酵素洗顔なども上手に使えば乾燥肌に効果的ですが、使い方を間違えたり自分に合わないものを使うと乾燥肌の原因となってしまいます。

紫外線ケア

保湿と同じく紫外線ケアはスキンケアの基本ですが、紫外線は乾燥肌をはじめとする肌老化の原因として大きく影響をもたらすためです。

紫外線は肌に活性酸素を過剰に発生させ、乾燥肌の原因となります。

活性酸素によって肌がダメージを受け、バリア機能が低下してしまうと、より一層乾燥が進んでしまい、インナードライ肌の原因となってしまいます。

微量の紫外線であっても肌は防御のために角質を厚くしようとします。

そのため角質肥厚が進み、乾燥肌となってしまいます。

紫外線は肌を乾燥させるだけでなく色素沈着などの肌トラブルの原因となってしまうため、紫外線が弱くなってきたこの季節でも、刺激の強すぎない日焼け止めを使い、しっかりとUV対策することが乾燥肌を防ぐ近道です。

まとめ

乾燥肌対策・保湿ケアとして、規則正しい生活習慣、室内の加湿、正しいスキンケアが大切だということが理解できたと思います。

乾燥は肌の一番のトラブルの原因となるため、しっかりと保湿・乾燥対策をし、いつまでも若々しくハリのある肌を保ちたいものです。

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