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オリジナルサロン以外の独立方法とは?美容室独立方法4選を比較

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以前、美容bizでは、美容師として独立する方法について、いろいろな角度から解説してきました。

しかし一言に独立といっても、一から全部自分でカスタマイズしてお店を出す方法や、低リスクで独立方法など、様々な方法があります。

今回は、美容師として独立する方法について解説していきます。

また、それぞれのメリット・デメリットについても紹介していきますので、参考にしてみてください。

美容師として独立する方法

現在、日本全国には25万点の美容室があります。

1年間の間に3000店舗が新しく開業しており、このうち一年後に廃業・閉店となる美容室が3割、3年後には9割の美容室が廃業・閉店しています。

これらの現状がある中で、美容室を独立するにはどのような方法を選べば最適なのでしょうか。

独立する場合、具体的な方法として4つの方法があります。

オリジナル

すべてを一から作り上げるのであれば、オリジナルサロンを開業して独立します。

物件の選択や店舗の内装・外装の工事、美容器具の設備、ホームページやホットペッパーなど集客媒体などの広告など、すべてを自分で決めることができます。

美容師として独立したいと思う多くの人が憧れるスタイルが、オリジナルサロンの経営ではないでしょうか。

「こんなサロンを作りたい」としっかりとターゲットやコンセプトが決まっている場合は、この方法で独立するのがオススメです。

サロン名やコンセプト、メニューまですべて自分の希望通りに出店することができます。

すべて自分で決められるというメリットの反面、自己責任による決断や負担も大きい独立方法です。

開業直後から黒字化するのは難しく、しばらくは赤字覚悟で経営する覚悟が必要です。

赤字が続いても持ちこたえれるだけの十分な運転資金を確保することが重要になり、運転資金はできれば毎月支払う額の6か月分、最低でも3か月分の費用を準備しておく必要があります。

オリジナルサロンとして独立し成功させるための条件として、ある程度の開業資金が準備できる、サロン運営の豊富な知識や経験のある人、即戦力として雇うスタッフへの教育がしっかりできる人などに限られてきます。

オリジナルサロンは、準備期間の時点で多くの業者との連携が必要になり、きちんとした事業計画書が必要です。

また人材確保や人材教育も、オーナー業として両立させなければなりません。

また美容師の仕事は接客業であるため、スタッフ同士、お客様とスタッフのコミュニケーション能力も必要になってきます。

業務委託

業務委託サロンの場合、個人事業主として働いている美容師と業務委託契約を結ぶことで成り立つ美容室です。

開業者が店舗の運営や現場のマネジメントなどの現場運営を担当し、オーナーが初期投資の出資やサポートをおこない経営に関する業務と二分割する、という方法です。

開業者は開業資金を抑えることができ、オーナー側はサロン経営を委託するため、経営リスクを負わずに初期費用の回収までサポートしていきます。

委託業務のサロンは、 現場でのマネジメント能力が長けている人には最適な開業方法です。

しかし、開業者の意志だけですべてを決めれないのがデメリットといえます。

技術力・店舗マネジメントも高く、将来性や実力を期待してくれるパートナーが見つかれば、店舗経営はスムーズに進みます。

しかし、開業者とパートナーの関係性が崩れると雇用しているスタッフや経営そのものに影響を与える可能性があるので注意が必要です。

集客が上手くいかなければ赤字になりなりますが、反対に人件費も下がります。

のれん分け

美容室ののれん分け型の独立とは、今まで働いてきたサロンのブランド力やノウハウを活用し、そのサロンと契約を結び独立する方法です。

内装や美容器具などの開業にかかる初期費用は開業者が負担するため、初期投資のリスクはオリジナル型のサロンとあまり変わりません。

また、ブランドやノウハウを利用する代わりに、本部サロンにロイヤリティを支払う必要があります。

しかし、今まで働いてきているサロンであるため、勝手がある程度わかり、独立後のすとれすが少なく、経営が安定しやすいというメリットがあります。

既に確立されているブランドやノウハウを使用できるため、安定的に経営をしていくことができ、サービスも十分に経験を積んだうえでスタートで切るため、開業後の現場のマネジメントは一から立ち上げるオリジナルサロンよりもやりやすいのが特徴です。

「ある程度技術力やノウハウもある、でも完全に独立してオリジナルサロンを出店する自信がない」という場合や、自分の働く職場で良好な人間関係を築いていて自分自身がステップアップしていきたいという場合には、向いている独立方法です。

自由に店舗の運営をしていきたいという場合も、規制も多くあるため不向きかもしれません。

フランチャイズ

自分が今まで働いてきた店舗のノウハウやブランドを生かし独立するのれん分けに対し、今まで勤務してきたサロンと違うブランドと契約し店舗を構え独立するのがフランチャイズです。

全国区で名の知れたサロンのブランド力や集客力を全面に利用することができ、契約を結ぶサロンの選択肢が多く、様々なサロンから選ぶことができます。

また開業までのサポートはもちろん、立地条件やエリアの客層などの分析情報なども、本部から得ることができます。

安定した集客を見込める立地に出店できるほか、マニュアルや内装工事もある程度基礎があるため、設計や施工費用も抑えることができます。

その他にも、店舗宣伝やスタッフ求人など、他店と同時に行うことができるため、広告宣伝費も安価に抑えることができます。

これれにより、開業費用を抑えることが可能です。

フランチャイズ契約をできるサロンは信頼のあるブランドであるため、物件の交渉や審査などが通りやすく、開店後のサポート体制もしっかりとしています。

マーケティングやスタッフ教育など、大手ならではのサポートを受けることができます。

一からすべてを作りたいわけではないけど、前のサロンとは違うやり方で経営していきたいという場合には、オススメの独立方法です。

一方で、勤務経験のないサロンでの経営は馴染みにくく感じるという場合もあります。

またビジネスとしてすべてがマニュアル化されている場合も多く、自分の思った通りのオリジナリティや個性を出せる場面が限られてきます。

自分の店でありながら、ブランドに沿った経営になり、オーナーとしての醍醐味を味わえない場合も多いです。

さらに、店が赤字経営であったとしても、一定のロイヤリティを支払う必要があります。

まとめ

美容室の独立といえば、オリジナルサロンの経営が一番最初にイメージされると思いますが、オリジナルサロン以外にも、のれん分け、フランチャイズ、業務委託など、様々な方法で美容室を開業することは可能です。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、将来的に独立を考えている人は、参考にしてみてください。

自分に合った、独立方法が見つかるはずです。

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