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あなただけじゃない!現役が「美容師辞めたい!」と思った瞬間7選

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拘束時間が長く、給料が安いといわれる美容師。

離職率が高いことでも知られていますが、実際に美容師をしている方たちはどのような時に「辞めたい」と感じるのでしょうか。

今回は、美容師が辞めたいと感じる瞬間について紹介していきます。

「仕事を辞めたいと思っているけど誰にも相談できずに悩んでいる」という美容師さんも多いことと思います。

悩んでいるのは、あなただけではないかもしれません。

美容師が仕事を辞めたいと思う時

美容師の離職率は高いといわれていますが、実際にどのくらいの離職率なのでしょうか。

美容師の離職率は入社1年目で50%、3年目で80%、10年目では92%です。

画像引用:美容師が感じている「理想と現実のギャップ」 | 幻冬舎ゴールドオンライン

1年目で2人に一人は辞めているため、美容師が仕事を辞めるのは珍しいことではありません。

では、どういったタイミングで仕事を辞めたいと多くの美容師が思うのでしょうか。

人間関係がうまくいかない

美容師に限った話ではありませんが、仕事を辞めたいと思う一番の原因が「職場の人間関係がうまくいかなくなった時」です。

職場のたった一人の人と人間関係が上手くいかなくなっただけでも、多くの美容師が仕事を辞めてしまいたいと思うものです。

オーナーが変わって店の方針についていけない、厳しい上司が逐一うるさいなど、体力的にもしんどい仕事であるにもかかわらず、精神的負担が増えてしまった時に多くの美容師は辞めたいと思います。

また、店の人間関係が悪いのはお客様に伝わってしまうため店の中も重たい空気感が漂います。

サロンによってはノルマを設けている美容室もあるため、厳しい売り上げノルマに耐えられないという美容師もいます。

反対に、オーナーが働いている時もスタッフ一人ひとりを気にかけてくれる、スタッフ同士が円満に働ける職場であれば、離職率は下がります。

人間関係は店の中のスタッフだけではありません。

お客さんとの人間関係に上手くいかなくなり、職場を退職したいという美容師も多くいます。

入社時と条件が違う

期待と夢を持って入社したのに、いざ働いてみたら待遇が違うという場合も美容師が辞めたいと思うタイミングです。

面接時に質問に対して曖昧に返事をされる、答えてくれないという職場であればこういったギャップが起きてしまうのかもしれません。

拘束時間が長い

美容師という職業は、とにかく拘束時間が長い仕事です。

日々の業務はもちろんのこと、ミーティングやカルテの記入や反省など、やらなければならないことなどに追われ「23時帰宅は当たり前」という美容師も多くいます。

週一回の休みも強制的に参加させられる勉強会や、スタイリストになるためのモデル探しも自分でおこなわなければなりません。

休みといえる休みがないというのも、美容師を辞めたいと思う瞬間のようです。

毎日12時間以上店にいるのが普通で、月の労働時間は250時間。

週に1回しか休みがないため、年間休日は90日という美容師もザラにいるようです。

「労働基準法って何だろう……」と疑問を持ってしまう美容師も多くいます。

繁忙期にはお昼ご飯を食べることもできない場合もあります。

労働基準監督署だけでなく、中には警察が動いてしまうほどの労働環境のサロンもあるようです。

労働基準法では年間休日105日以上でなければならないと定められていますが、お客様ありきの接客業においては仕方がないことなのかもしれません。

サロンによっては、ぎりぎりの美容師の人数でお店を回している店舗もあります。

そのため、スタッフが常に人手不足で休みが少なく過労になってしまうこともあります。

美容室は土日営業であることがほとんどでたまの休みも友人と休みが合わず、ストレスを上手に発散できない美容師も多くいます。

労働環境が悪いと思ってしまった時も、美容師が仕事を辞めたいと思う瞬間のようです。

給料が安い

美容師のアシスタント時代の平均年収は、170~230万円程度が相場といわれています。

そして、スタイリストになったからといってお給料が劇的に上がるわけでもありません。

美容師の平均年収は他の接客業に比べて40万円ほど年収が低いのです。

月収にすると14~18万円程であり、その中からウイッグやシザー、コームなどは自腹で払わらなければならないことも多く、思ったように貯金ができないという美容師も多くいます。

必要経費として出ていくお金が多いため生活がカツカツで、給料が少ないとモチベーションが上がらないというと思うのは当然のことです。

福利厚生のしっかりした職場であれば、納得のいくお給料をもらえることもあるため働く美容室の福利厚生は重要です。

また、美容師という職業柄、身だしなみに気を使わなければならないため、服や美容にかけるお金も多くかかります。

実際にお給料面に納得ができず、ネイリストに転職し手荒れもなくなりとても満足しているという元美容師もいます。

入客できない

そもそも新規のお客様が少なく、なかなか入客できないという美容師も仕事を辞めたいと思う方が多いです。

お客様についてカットなどの実務をこなさない限り、スキルを身に着けることはできません。

入客できないとお給料も上がらないため、モチベーションも下がってしまいます。

スタイリストになってもオーナーのアシスタントばかりというお店では、スキルアップも難しく、仕事を辞めたいと思ってしまうのも当然なのかもしれません。

アシスタントスタイリストの壁を感じた

アシスタントとスタイリストの待遇が違いすぎてスタイリストとの壁を感じてしまうアシスタント美容師も、仕事を辞めたいと思うことが多いようです。

働きやすく美容師の労働満足度の高い美容室では、美容師同士のチームワークが良くスタイリストも関係なく雑務や掃除をこなしています。

反対に、アシスタントばかりが雑務をこなして働き、スタイリストは携帯を触って暇を持て余し何もしないという職場で働いている場合は、多くのアシスタントが仕事を辞めたいと思う瞬間のようです。

美容室において、チームワークはとても重要といえます。

身体を壊した

精神衛生面が悪いと仕事を辞めたいと思うのは当然ですが、体調を崩してしまった時も美容師を辞めたいと思う瞬間です。

美容師という職業は腰を痛めやすい職業です。

一日中立ちっぱなし、立っているだけでも辛いのに中腰で仕事をならないことも多いのが美容師の仕事。

実際に腰が痛くてヘルニアになる美容師、毎週休みには腰が痛すぎて整体に通い詰める美容師も大勢います。

体力のある若いうちはいいですが、体力仕事な美容師は将来が見えないと不安になってしまうことも多いようです。

美容師の職業病は腰痛だけでなく、薬剤による手荒れや肌荒れなど、多岐に渡ります。

手荒れがひどくて血が出る、かゆくて眠れないなど、美容師という職業が好きでも身体的な理由で仕事を続けられない場合もあります。

パーマ液がどうしても肌に合わず、手だけでなく全身蕁麻疹が止まらず美容師を辞めてしまったという美容師もいます。

好きだけではできないのが美容師という仕事なのかもしれません。

また、美容師は仕事柄、お客様とどうしても顔の距離が近くなります。

ここ数年の新型コロナウイルスの蔓延により「コロナが怖くて美容師辞めました」という美容師が多かったのも事実です。

休みが少なく体力勝負の仕事である美容師は、精神も体もタフでないとやっていけないようです。

どうしても転職したい時

「理想と現実のギャップに追いつけなくなってしまった」「スキルアップしたい」など、美容師が仕事を辞めたいというタイミングを8つを紹介しました。

仕事が辞めたいと思うタイミングも理由も、働く職場の環境一つなのかもしれません。

「思い切って違う美容室で働きたい」「美容は好きだから美容業界では働きたいけどもう美容師はできない」と思って退職する方も多く、仕事を辞めることは勇気のいることかもしれません。

悩んでいるのは、あなただけではないはずです。

美容bizでは、多くの美容求人を掲載しています。

実際に仕事を辞めてしまう前に「こんな求人もあるんだ!」と知識を付けておくことで、安心材料となる場合もあります。

美容業界で働きたいけど今の職場に不安がある、という場合には、美容bizで新しい転職先を探してみるのもいいかもしれません。

参考文献:労働基準法 | e-Gov法令検索

厚生労働省設置法(平成11年法律第97号

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