美人かどうかの印象を決めるうえで、口元のバランスは重要です。
現在はコロナ禍において口元がマスクで隠れているため気にならない方も多いかもしれませんが、2023年の3月13日からはマスクの着用は個人の判断に委ねられます。
「今更口元を出すのは恥ずかしい……」と悩んでいる方も多いと思います。
今回は、コストを抑えて口元美人を目指す方法について紹介していきます。
多くの方が抱える口元の悩み、解決する美容法について解説していきます。
脱マスクに備えて、口元美人を目指してみてはいかがでしょうか。
参考資料 https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/mask/detail/detail_22.html
気になる口元の悩み
日本人は鼻から口までの距離が長く、のっぺりとした印象を持たれがちです。
コロナ禍において長引くマスク生活から、口元のケアを怠っている方も多いと思います。
人と会う機会が減り人と喋る機会も少なくなり、口元の筋肉が衰え自信がなくなったという方も多く見られます。
コロナ禍において、要件は口頭ではなくメールやLINEで伝えるようになり、口元が衰える原因ともなりました。
元々、日本語は大きく口を開けなくても喋れる言語であり、日本人は大きな口で食事をしたり笑ったり喋るのはマナー違反と言われたものです。しかし、これでは口元が衰える一方です。
口元は顔の印象を大きく決める重要な部分です。実際に、モデルや女優さん達は笑顔がキレイに映るように、日ごろから口角を上げる練習をしたり歯並びを良くしたり、口元への意識を欠かしません。
歯並びや口角、歯の色素など、口元は清潔感や美人であるかどうかの印象を大きく決めます。
そのため、口元をケアすることは美人になる必須条件といえます。
コロナ禍において口元の悩みで多いのは、以下の5つです。
●歯の黄ばみ
●唇のかさつき
●口元のたるみ
●口元の肌荒れ
歯並び
歯並びがいいと清潔感があり、育ちが良く上品な印象を受けます。
反対に歯並びが悪いと見た目の清潔感が損なわれるだけでなく、口臭や歯周病、虫歯の原因となってしまうことも。
歯並びは生まれ持って綺麗な方もいますが、後天的に歯並びが崩れてしまった方は幼少期の指しゃぶりや口呼吸によって歯並びが崩れてしまうという場合も多くあります。
歯並びを整えるには、歯列矯正をおこなうのが一番効果的です。
歯列矯正には「ワイヤー矯正」「セラミック矯正」「マウスピース矯正」などの矯正方法があります。
歯列矯正は高額な治療になりますが、口呼吸を直すだけでも歯並びが良くなることもあるので口呼吸をしているしている方は鼻呼吸に変えるように意識してみて下さい。
また、頬杖をつく癖や片方の歯でモノを噛む癖のある方も歯並びが悪くなる原因となります。
頬杖をつくと、歯並びが悪くなるだけでなく肌荒れの原因になることも。
片方の歯ばかりで噛む癖のある方は、顔の左右の筋肉が均等に使用されず、顔の歪む原因となります。
「もしかしたら、そんな癖があるかも……」とハッとした方は、今からでも遅くないので直していきましょう。
歯の白さ
歯が白く輝いていると、清潔感があり笑った時の印象が良くなります。
「芸能人は歯が命」というCMがあったように、一般人でも歯が白い方はそれだけで美しく見えます。
理想的な歯の白さは、目の白い部分と同じくらいの白さと言われています。
歯が黄ばんでしまう原因は、食べ物によるポリフェノール、タバコやコーヒーなどに含まれるステイン等の色素沈着、象牙質の変色やエナメル質が薄くなることなどがあげられます。
歯を白くする方法としては、歯医者やエステなどでできるホワイトニング、こまめな歯磨きがあります。
クリニックでおこなえるホワイトニングには、「オフィスホワイトニング」「デュアルホワイトニング」「ホームホワイトニング」の3つがあります。
歯の表面だけでなく歯の内側からもトーンアップすることができます。
こまめに歯磨きをするという方法で歯を白くする場合、クリニックに通うよりも安価で歯を白くすることができます。
歯磨き粉にはいろいろな種類がありますが、歯を白くしたいのであればホワイトニングに特化した歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
唇のかさつき
ツヤのあるふっくらとした唇は、それだけで魅力的です。
しかし、唇は顔の中でも角質が薄く皮剥けなどのトラブルがおこりやすい場所です。
唇のガサつきが気になるからといって、なめたり擦ったりするのは逆効果。
唇をケアするには、こまめにリップクリームを塗るのが一番です。白色ワセリンもオススメです。
寝る前にたっぷりと白色ワセリンを塗ることで、ふっくらとした唇にすることができます。
ひどく荒れてしまった唇には、白色ワセリンとはちみつを1:1の割合で混ぜ、唇をパックするのがオススメです。
また、唇は紫外線対策もおろそかになりがちです。
UVカット効果のあるリップクリームを使用する、口紅を塗る場合にはファンデーションを塗ってから重ねると、紫外線対策になります。
口元のたるみ
コロナ禍のマスク生活において、最も悩みとして多いのが「口元のたるみ」です。
きゅっと上がった口角は、明るくはつらつとした印象を与えます。
一方で、口角が下がっていると不機嫌で悪印象になってしまいます。
口元の悩みとして、ほうれい線やマリオネットラインが気になるという方も多いと思いますが、一度できてしまうとセルフケアではなかなか消すことができません。
そのため、できてしまう前に予防することが大切です。
ほうれい線やマリオネットラインのシワは、コラーゲンの増加ではなく線維芽細胞の活性化によって防ぐことができます。
線維芽細胞を活性化させるには、タンパク質やビタミンの多い食事を積極的にとり、エイジングケア化粧品を使用することで改善できます。
また、顔の筋肉は20種類以上の筋肉が重なり合ってできています。
口元は重力で下に引っ張られ下がりやすく、脂肪が溜まりやすく浮腫みやすい場所です。
そのため、ハリや筋力が衰えると重力に負けてたるんでしまいます。
顔の筋肉は首にも繋がっているため、重力に負けてしまうと頬、口元、顎下、デコルテラインまでが下がってしまい、老けた印象になります。
巷では多くの顔の筋肉を鍛えるトレーニングがありますが、顔の筋肉を鍛えるにはまず顔のコリをほぐし、トレーニングをおこなうのが効果的です。
特に、モダイオラスをほぐすと顔の下半分の筋肉を鍛えることがより効果的にできます。
モダイオラスとは、口角の横、ほうれい線の延長線上にある、顔全体の筋肉に関わる重要な部分です。モダイオラスをほぐすには、親指を口に入れ、頬を挟んで揺らすのが効果的。
また、側頭部の筋肉をほぐすことによって食いしばりやかみ合わせの改善にも繋がります。側頭部をほぐすには、頭の横で手をお椀型に広げてほぐすのがオススメです。
その他にも、デコルテラインを緩めることで顔の筋肉のトレーニングをより効果的に発揮することができます。
鎖骨のくぼみに人差し指と中指をあて、縦に揺らすようにほぐしていきます。呼吸をしながら20〜30秒ほどほぐします。
口元のたるみを防ぐ具体的なトレーニングでは、割り箸を使用したトレーニングと舌を動かすトレーニングが効果的です。割り箸を使用したトレーニングでは、割り箸を咥え「いー」と言いながら30秒キープ。これを3セット繰り返します。鏡の前でやるのがオススメです。
舌を動かすトレーニングでは、口を軽く開いて舌を上に5~8秒、下に5~8秒突き出してキープします。1日に3~5セットおこなうと、口元の筋肉が引き締まってくるのがわかります。
口の中で舌を回すのも、口元の筋肉を引き締めるのに効果的です。
その他、日常生活で気をつけるべき点としては、食事時には噛む回数を増やし片方だけでモノを噛まない、うつむいた状態でスマホを見続けず定期的に顔を上げる、よく笑い口呼吸をやめるなどの方法で、口元のたるみを防ぐことができます。
口元の肌トラブル
口元の皮膚は皮脂が少なく、セラミドが流出しやすいという傾向があり、乾燥や肌荒れがおこりやすい場所です。
乾燥による肌荒れには、セラミド配合の美容液で保湿ケアをおこないます。
また、大人ニキビは口元にできやすいのが特徴です。
口元の大人ニキビには、油分を与えないスキンケア、ピーリング、ビタミンC誘導体配合のスキンケアで皮脂の分泌を抑制します。
また、ホルモンバランスの乱れによっても口元の肌トラブルが起こりやすくなります。
ホルモンバランスを崩しやすい方は、生活習慣の改善をおこなう必要があります。
まとめ
多くの方が気にしている口元の悩みには
●歯並び
●歯の黄ばみ
●唇のかさつき
●たるみ
●肌トラブル
などがあります。
マスクの自由化が始まるまでの1ヶ月、お金をかけずにできる美容方もあるため、本記事を参考に口元美人を目指してみてはいかがでしょうか。