2021年ももうあと1日で終わり、2022年が訪れようとしています。
2021年は2020年に引き続き、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた1年となりました。
美容業界ではおうち時間が増えたことにより美容室やネイルサロンなどの利用が減った一方で、「人に会えないから」と、美容整形に精を出した患者さんも多くいました。
また家庭用美容器具の売れ行きも、去年と同じく好調な1年となりました。
今回は年内最後の投稿ということで、2021年の美容トレンドを総まとめしていきたいと思います。
2021年美容トレンド総まとめ
2021年は美容業界でどのようなものがトレンドになったのでしょうか。
ジャンルごとに解説していきます。
メイク編
2021年もマスク着用が生活の一部となり、湿気に負けないマスカラや色移りしにくいファンデーションやリップが人気となり、「Neoマスクメイク」が流行しました。
またカラーマスクとのコーディネートを楽しむ人も。
韓国コスメや韓国メイクはZ世代に変わらず人気があり、真っ赤なリップが特徴的だった「オルチャンメイク」から、ナチュラルで頑張りすぎない「クアンクメイク」に移行してきました。
コスメ編
2021年はエイジングケアとして、ビタミンAコスメ、レチノールを配合した化粧品が人気を集めました。
ビタミンAコスメはターンオーバーの促進、皮脂のコントロール、細胞保護、美肌やエイジングケアに必要なコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成促進効果があり人気となりました。
その一方で、使い始めにおこる赤みやほてり、乾燥やニキビなどの「A反応」という一時作用に戸惑う人もいました。
またビタミンAはターンオーバーに影響するため日焼けをするとシミができやすくなってしまうため、日焼けケアの徹底や酸化しやすいという特徴があるため、美白ケアや取り扱いに注意の必要なコスメです。
美容皮膚科などの医療機関で手に入れると安心して使用することができるため、2022年にビタミンAコスメに挑戦したい人は皮膚科などを上手に利用して処方してもらうのがオススメです。
また超極小の針を毛ファンデーションやフェイスマスクなどに染み込ませた、針コスメも人気でした。
皮膚の真皮に微細な傷を与え、自然治癒力を利用して肌のハリやコラーゲン、エラスチンの生成を促進し、リフトアップやシワ、たるみに効果的なコスメです。
アラサー・アラフォー・アラフィフ世代の女性たちに人気となりました。
美容大国韓国から爆発的に売れ、人気と共にフェイク商品が多数製造されるようになるという問題も……
世代を問わず人気となったのがシカコスメです。
シカコスメとは、ハーブの一種であるツボクサというセリ科の植物を使用したコスメです。
韓国や中国、インドでは昔から昔から万能薬といわれていたハーブであり、その肌再生能力はWHOが認めるほどです。
シカコスメが人気となった理由の一つに、オーガニックや自然由来のものが人気であったことも影響しているかもしれません。
その中でもヴィーガンコスメも2021年のトレンドに。
ヴィーガンコスメとは卵・乳製品・ハチミツを含む一切の動物由来の成分を使わず、植物性100%のコスメです。
地球環境への配慮や、海外セレブが使用していることがトレンドの要因となりました。
美容施術編
2021年に美容施術としてトレンドとなったのが「ダーマペン」「ピコレーザー」「ハイフ」です。
ダーマペンは超微細な針のついている医療用のペンを使用し、目に見えない小さな穴を高速で皮膚にあける医療器具です。
針で皮膚に小さな穴を開けることにより、その傷を肌本来の力で治癒する能力を使い、
肌を滑らかにしていこうというものです。
肌本来の再生治癒力を利用するため、ニキビ痕やニキビ、毛穴汚れや肌のざらつき・ごわつきなどに効果があり、エイジングケアも可能な万能医療器具です。
レーザー治療よりもダウンタイムが短く肌への負担も少ないため人気を集めました。
ピコレーザーは従来のナノレーザーに比べて照射時間が1億分の1秒毎(ナノ秒)から1兆分の1秒毎(ピコ秒)という単位でレーザーを照射できるため、肌ダメージが小さく、痛みやダウンタイムが最小限に抑えられるということで人気のある美容医療行為となりました。
衝撃波によって色素沈着を粉砕し、そのエネルギーが肌細胞を活性化させ新陳代謝が上がるため、肌のハリやツヤにも効果があり、シミ・くすみ・肝斑・毛穴の開きなど、気になる肌悩みに広く対応できるのが特徴です。
従来のレーザーは熱を加えることにより、シミの原因となるメラニンを破壊していましたが、ピコレーザーは熱ではなく衝撃波を与えるため、メラニン色素を細かく粉砕することができます。
また2021年の美容施術人気ナンバーワンといっても過言ではないほど人気があったのがハイフです。
ハイフにはたるみの改善、リフトアップ効果、肌の引き締め効果、コラーゲン生成によるハリ、ツヤアップ効果、痩身効果などの美容に嬉しい効果がたくさんあります。
キャビテーションは超音波の泡を利用し広範囲に脂肪細胞を破壊するのに対して、ハイフはその下にある筋膜にまで60~80℃の熱をピンポイントで深部にまで働きかけることができます。
ハイフは真皮層、脂肪層、筋膜までそれぞれの狙った深さに合わせてカードリッジを選ぶことで的確に熱を届けることができます。
安全性について懸念されているハイフですが、医療ハイフだから安全・エステハイフだから危険ということではないため、施術者の腕にかかってるといえます。
●大阪オススメハイフサロンNo.1「Precious」に行ってきたレポ
●今話題の『ハイフ(HIFU)』って何?大阪でおすすめハイフ10選!
2021年の美容の傾向まとめ
2021年は年々増え続けているメンズ美容の需要が高く、メンズコスメをはじめメンズ脱毛、メンズエステも人気となりました。
ジェンダレス文化の浸透が関わっているのかもしれません。
また環境問題に配慮した美容食生活や化粧品、呼吸法や瞑想を取り入れたダイエット法も人気を集めました。
緊急事態宣言が解除されオミクロン株が懸念される現在ですが、2022年は美容業界にとってどのような年になっていくのでしょうか。
2021年、美容業界で働く皆様、お疲れさまでした!
2021年から始まった投稿を愛読して頂いた皆様も、ありがとうございました!
2022年も美容に関する記事を投稿していきますので、今後とも美容bizをよろしくお願いいたします。
良い年をお迎えください。