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ストレスは肌荒れにどう影響する?肌への影響と対策を徹底解説

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「ストレスで肌が荒れる」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、ストレスがどのように肌に影響するのか、までは知らない方も多いことと思います。

今回は、ストレスと肌荒れの関係について解説していきます。

ストレスによって引き起こされる身体の反応がどのように肌に影響するのか、ストレスによる肌荒れに効果的な栄養素、美容に効果的なストレス解消方法についても紹介していきます。

「この肌荒れの原因はストレス?」

「ストレス肌に効果的な美容法が知りたい!」

という方は、本記事を参考にしてください。

ストレスと美容の関係

ヒトの肌は身体の外側からも内側からも影響や刺激を受けています。

美容に関わるストレスには、「内的ストレス」と「外的ストレス」の2種類です。

内的ストレス

内的ストレスとは、精神面や生活習慣によって生まれるストレスのことです。

内的ストレスには、疲労・食生活・睡眠・精神的ストレスなどがあります。

外的ストレス

外的ストレスとは、生活するうえで肌の外側から受けるストレスのことです。

外的ストレスには、紫外線・摩擦・乾燥・喫煙・PM2.5 ・花粉などがあります。

ストレスによる肌への影響

肌に影響を与える影響には、外的ストレス・内的ストレスがあり、様々な要因が組み合わさって肌荒れを起こします。

ストレスによって「活性酸素の発生」「副腎皮質ホルモンの分泌」「自室神経の乱れ」「免疫力の低下」「水分量の低下」「皮脂分泌の活性化」などが起こり、肌荒れを引き起こすと言われています。

活性酸素の発生

ストレスにより、活性酸素が発生することによって肌荒れが起こると言われています。

活性酸素は別名「フリーラジカル」と呼ばれており、肌細胞を酸化させ肌老化や炎症を引き起こす原因となります。

肌細胞が酸性化すると、肌に悪影響を及ぼすウイルスや細菌だけでなく、肌に必要なものまで破壊してしまいます。

活性酸素は呼吸をするだけで発生してしまいますが、多すぎても少なすぎても肌や人体に悪影響を及ぼすのです。

紫外線などの外的ストレスによるものはもちろん、精神的ストレスなどによっても発生します。

精神的ストレスは血管を収縮させ血流障害を起こすため、大量の活性酸素を発生させます。

その他にも、喫煙や過度な運動や飲酒も活性酸素を発生させる要因となります。

副腎皮質ホルモンの分泌

ヒトの身体は、内的・外的ストレスがかかると、そのストレスに打ち勝とうと反撃します。

その際、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが分泌されます。

副腎皮質ホルモンは、ストレス応答に関与するホルモンの一種で、ストレス時に副腎皮質から分泌されます。

副腎皮質ホルモンには、コルチゾールやアルドステロンなどがあります。

副腎皮質ホルモンは、肌の健康に重要な役割を果たしています。

コルチゾールは、炎症を抑制することで、肌の健康を保つ役割があります。

また、アルドステロンは、水分バランスを調整することで、肌の乾燥を防ぐ役割があります。

副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されると、肌の健康に悪影響を与えることがあります。

副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されると、肌のバリア機能が低下し、肌の乾燥や荒れ、ニキビ、シミなどの問題を引き起こすことがあります。

そのため、副腎皮質ホルモンは、ストレスとも大きく関係するホルモンとして知られています。

副腎皮質ホルモンには大量のビタミンCが含まれているため、ストレスが溜まるとビタミンCを大量に消費します。

ビタミンCには抗酸化作用がありますが、ビタミンCがストレスによって体内で大量に消費されると、美容効果の高いビタミンCは肌にまで届きません。その結果、肌荒れなどの美容トラブルを起こすのです。

また副腎皮質ホルモンが分泌されると、男性ホルモンも分泌されます。過剰に分泌された男性ホルモンにより、皮脂分泌が過剰になり毛穴つまりや大人ニキビなどの肌トラブルの原因となります。

自律神経の乱れ

ストレスによって自律神経が乱れると、交感神経が優位になり、副交感神経が抑制されます。

自律神経が乱れることにより乾燥、シミやそばかすの原因となります。

ストレスによって交感神経が優位になると、皮脂の分泌量が減少し、肌が乾燥します。

また、ストレスによって自律神経が乱れるとメラニン色素が増加します。

そのため、シミやそばかすが現れることがあります。

さらに、自律神経の乱れは血行不良を引き起こします。

血行不良になると血管が収縮し、肌に十分な酸素や栄養素がいきわたらず、肌のターンオーバーの乱れを引き起こします。

免疫力の低下

免疫力の低下も、肌荒れを引き起こす原因となります。

ストレスによって免疫力が低下し、かぶれや湿疹が発生することがあります。

水分量低下

ストレスによって、肌の水分量が低下します。

ストレスが引き起こすホルモンの影響や交感神経が優位になることで、皮膚の表面にある皮脂膜が破壊され、肌の水分蒸発が増加することが原因です。

さらに、ストレスによって血管が収縮し、血流が悪化することもあります。

肌の角質層や真皮層に必要な水分や栄養素が行き渡らず、肌が乾燥してしまうことがあります。

ストレスは肌の水分バランスに悪影響を与えることがあるため、ストレスを適切にコントロールし、肌の健康を保つことが重要です。

皮脂分泌の活性化

ストレスによってホルモンが影響を受け、皮脂分泌が活性化されます。

ストレスによって、副腎から分泌されるアドレナリンやノルアドレナリンといったストレスホルモンが増加すると、男性ホルモンであるテストステロンやDHEAなどの副腎皮質ホルモンの分泌量が増加します。

副腎皮質ホルモンは皮脂腺を刺激して皮脂分泌を活性化します。

ストレスによってホルモンバランスが崩れると、皮脂分泌が増加しやすくなるのです。

また、ストレスによって交感神経が優位になると、交感神経が刺激するアドレナリンやノルアドレナリンによって、皮脂腺が刺激されて皮脂分泌が増加することもあります。

その結果、ニキビや黒ずみ毛穴の原因となります。

ストレスに効果的な栄養素

ストレスによる肌荒れには、ビタミンC、カルシウム、ミネラルを多く摂取することで改善する可能性があります。

それぞれ以下のような効果があります。

ビタミンC

ビタミンCには、抗酸化作用、コラーゲン合成の促進、抗炎症作用、保湿効果があるため、ストレスによる肌荒れ時には積極的に摂取したい栄養素の1つです。

ビタミンCは抗酸化作用を持ち、肌をダメージから守る効果があります。

紫外線や環境汚染物質などが原因となる活性酸素を除去し、肌の老化やシミ、シワを防ぐことができます。

また、ビタミンCは、コラーゲンの合成を促進することで、肌のハリや弾力を保つことができます。

コラーゲンは肌の主要な成分の一つであり、肌の若々しさや弾力性に重要な役割を果たしています。

ビタミンCは、肌の炎症を抑制する効果もあります。

炎症が起こると、肌が赤く腫れたり、かゆみや痛みを感じたりすることがありますが、ビタミンCは炎症を鎮め、肌を落ち着かせることができます。

さらに、ビタミンCは肌の角質層に水分を保持する働きを持ち、肌の乾燥を防ぎます。

以上のように、ビタミンCは肌に多くの効果をもたらす成分であり、美肌にとって重要な栄養素の一つです。

ビタミンCは、オレンジなどの柑橘類、キウイなどの熱帯地方で採れるフルーツ、ベリー類、ブロッコリーやピーマン、カボチャなどの緑黄色野菜、レモンやパセリなどのハーブ類に多く含まれています。

これらの食品を積極的に摂取することで、ビタミンCの摂取量を増やすことができます。

ただし、加熱調理や保存方法によってビタミンCが破壊されることがあるため、新鮮で調理してすぐに食べることが望ましいです。

カルシウム

カルシウムも、ストレスによる肌荒れに効果があります。

ストレスが長期化すると、ストレスホルモンの分泌が増加し、カルシウムの代謝が乱れることがあります。

具体的に、ストレスホルモンであるコルチゾールが増加すると、腎臓でのカルシウムの再吸収が抑制され、尿中に排出されるカルシウムの量が増えます。このため、カルシウムの体内の濃度が低下し、カルシウム不足状態になることがあります。

カルシウムには、肌の弾力性を保つ効果、保湿、肌のバリア機能の向上、メラニンの過剰生成を抑えシミやそばかすを抑える効果があります。

カルシウムを多く含む食べ物には、乳製品や大豆製品、緑黄色野菜や海藻類、魚介類に多く含まれています。

ミネラル

ミネラルは、美肌に様々な効果をもたらします。

鉄分はミネラルの一種であり、赤血球の生成に必要な栄養素で貧血になると肌の色がくすんでしまいます。

ミネラルの一種である亜鉛は、コラーゲンの合成に必要な栄養素であり、肌の弾力性を保つのに役立ちます。

セレンは、強力な抗酸化作用を持ち、紫外線やストレスから肌を守る効果があります。

銅は、皮膚のエラスチン繊維の形成を促進することで、肌の弾力性を高めます。

マグネシウムは、皮膚の細胞を活性化させ、肌の老化を遅らせる効果があります。

これらのミネラルをバランスよく摂取することで、肌の健康を維持することができます。

特に、野菜や果物、海藻類、ナッツ類などの植物性食品には、豊富なミネラルが含まれています。

ただし、過剰な摂取は逆に有害となる場合があるため、適切な量を摂取するようにしましょう。

美肌に効果のあるストレス解消方法

ストレスによる肌荒れには、「肌に合った香りのよいスキンケアを使用する」「十分な睡眠をとる」「湯船に浸かる」のがオススメです。

肌に合った香りのよいスキンケアを使用する

スキンケアでは、肌に合った香りのよいものを使用するのがオススメです。

ストレスによるスキンケアでは、保湿と肌荒れを鎮静させる効果があるものがベスト。

また、日々のストレスを緩和させるために、心地のよい肌触りや香りのするコスメを使用することで、気分よく過ごすことができます。

十分な睡眠をとる

十分な睡眠をとることも、ストレスによる肌荒れに効果的です。

睡眠中には、肌細胞が新陳代謝を行い、古い角質を取り除くために活発に働きます。

また、十分な睡眠をとることで血液循環が良くなり、肌に栄養素や酸素が適切に供給されます。

睡眠不足の場合、修復・再生機能がうまく働かず、肌の新陳代謝が悪くなり、肌荒れやニキビの原因となることがあります。

さらに、睡眠不足はストレスホルモンの分泌が増加するため、肌のバリア機能が低下し、肌トラブルが起こりやすくなります。

そのため、睡眠不足にならないよう十分な睡眠時間を確保し、規則正しい生活リズムを整えることが大切です。

湯船に浸かる

湯船に浸かるのも、ストレスによる肌荒れには効果的です。

ただし、湯船に浸かることでストレスが発散されることはありますが、それが直接的に美肌につながるかどうかは個人差があります。

湯船に浸かることで、身体が温まり血行が良くなるため、代謝が活性化され、肌細胞の新陳代謝が促進されることがあります。

また、湯船には保湿効果があるため、肌が乾燥しにくくなるという効果も期待できます。

さらに、湯船にはリラックス効果があり、ストレスホルモンの分泌が抑制され、肌荒れを防ぐことができるとされています。

しかし、長風呂は皮膚の自然な保湿効果を阻害することがあるため、適度な入浴時間や保湿対策が必要です。

まとめ

ストレスは活性酸素を発生させ、副腎皮質ホルモンを増加させるため、肌トラブルを起こしやすくなります。

また、ストレスによって、自律神経の乱れ、免疫力や肌水分量の低下、過剰な皮脂分泌を引き起こすため、肌の調子が悪くなることがあります。

ストレスをマメに発散させ、ストレスによって失われる栄養素を十分に摂取することで、肌荒れを改善できることがあります。

ストレスは肌荒れの原因となるため、日頃の生活に気を付ける必要があります。

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